【2026年最新】ヘルプデスク(情シス支援・キッティング・出張PCサポートの業務委託・副業)におすすめの確定申告アプリ(会計ソフト)4選|タックスナップ・freee・マネーフォワード・やよい

平日は客先に常駐して社員からの問い合わせに答え、月末はキッティングの応援で新しいPCを何十台も設定する。週末は知り合いの事務所に出向いてWi-Fiやプリンターを直す。ヘルプデスクの仕事を業務委託や副業で受けると、お金はSESの会社やエージェント、ユーザー企業、個人のお客さんと、取引先ごとに入ってきます。業務委託料は税金を引かれずに満額で振り込まれるのが基本で、IT研修の講師料やマニュアルの原稿料だけは税金を引かれて振り込まれることもあります。

確定申告アプリ(会計ソフト)選びは、委託元ごとの報酬と、検証用の機材や自宅の回線の支払いを、問い合わせ対応の合間に記録して申告まで終えられるかで決まります。この記事では、派遣と業務委託の見分け方、源泉徴収されない委託料の納税への備え、会社から貸与されたPCと私物の線引きといったヘルプデスクならではの論点から、おすすめの4本を比較します。

この記事のポイント

  • 派遣社員や正社員としてヘルプデスクで働き、年末調整を受けているなら確定申告もアプリも原則不要で、業務委託・副業・独立で受けた仕事は自分で申告する
  • ヘルプデスクやキッティング、PC設定の業務委託料は通常は源泉徴収されないが、IT研修の講師料やマニュアルの原稿料は10.21%が源泉徴収される
  • 自宅の回線やスマホ代は仕事で使った割合で経費にできるが、会社や常駐先から貸与されたPCやスマホは自分で払っていないので経費にならない
  • 業務委託の契約でも、常駐先から勤務時間や作業の手順を直接指示される働き方なら、契約書と実際の働き方を確認する
  • 迷ったら、委託元ごとの報酬と機材・回線の支払いをチケット対応の合間に見通したいならタックスナップ、法人化して案件を広げるならfreee、複数の口座をまとめて管理するならマネーフォワード、パソコンでじっくりならやよいの青色申告
目次

ヘルプデスクの仕事に確定申告アプリは必要?

派遣社員や正社員、契約社員としてヘルプデスクで働き、給与だけを受け取って年末調整を受けているなら、確定申告もアプリも原則として必要ありません。一方、業務委託で常駐やリモートのヘルプデスクを受けている、勤めながら週末にPC設定の副業をしている、出張PCサポートで独立した、という場合は確定申告が必要になることがあります。

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働き方確定申告の目安
派遣社員・正社員・契約社員として給与だけを受け取り、年末調整あり原則不要(年末調整で完結)
社内SEやヘルプデスクとして勤めながら、副業でPC設定やリモートサポートを受けている給与以外の所得が20万円を超えたら必要
SESの会社やエージェント経由、またはユーザー企業と直接、業務委託で常駐・リモートのヘルプデスクを受けている所得が基礎控除などの合計(令和8年分の基礎控除は合計所得489万円以下で104万円)を超えたら必要。委託料は通常源泉徴収されないので、所得税は申告で納める
出張PCサポートで独立し、個人宅や小さな事業所から仕事を受けている所得が基礎控除などの合計を超えたら必要。個人のお客さんからの報酬は源泉徴収されない

ここでいう所得は、受け取った報酬の総額ではなく検証用の機材や通信費などの経費を引いた金額です。所得税の申告がいらない場合も、住民税の申告は別に必要になることがあります。電話応対が中心の社外ヘルプデスク(コールセンター)で働く人の申告は、こちらの記事で解説しています。

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派遣か業務委託かは契約書で確かめる

派遣は派遣会社に雇われて給与を受け取る働き方で、業務委託は個人事業主として仕事を引き受けて報酬を受け取る働き方です。派遣で常駐先のヘルプデスクに入っている人は、派遣会社が年末調整をしてくれます。業務委託(準委任や請負)の契約なら、報酬は事業の売上になり、自分で確定申告をします。同じ常駐の仕事でも、どちらの契約かで税金の扱いがまったく変わるので、まず契約書の名前と、給与明細か請求書・支払明細かを確かめましょう。

注意したいのは、業務委託の契約なのに、常駐先の社員から作業の手順を直接指示される、勤務時間を決められて管理される、といった働き方です。東京労働局は、発注者から直接業務の指示や命令をされる場合は「偽装請負」の可能性が高いとしています(東京労働局 偽装請負について)。契約の名前ではなく働き方の実態で判断されるので、気になるときは契約書と実際の働き方を確かめ、労働局などの窓口に相談しましょう。業務委託の申告の基本は、こちらの記事でまとめています。

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青色申告65万円控除はアプリで取れる?

取れます。業務委託や出張サポートでヘルプデスクの仕事を続けるなら、開業届と青色申告承認申請書を出しておけば、最大65万円の控除が受けられます。65万円控除には複式簿記の帳簿が必要ですが、確定申告アプリなら取引を入力するだけで自動で出来上がります。e-Taxで提出すれば控除額は55万円ではなく65万円になります。令和9年分からは、紙で提出すると控除は10万円になり、e-Taxでの提出が65万円の条件になります(財務省 令和8年度税制改正の大綱)。

税理士に頼むのとどちらがいい?

業務委託で1〜2社の常駐案件を受けている、出張サポートを一人で回している程度なら、費用の面では確定申告アプリで十分です。委託元がいくつあっても、毎月の報酬と経費を記録していけば申告書は作れます。相場を比べてみます。

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依頼方法費用の目安(年間)
税理士に記帳から丸ごと依頼10〜20万円
税理士に申告書作成だけスポット依頼5〜10万円
確定申告アプリ1〜3万円台

アプリなら年1〜3万円台で利用料は経費にできる

確定申告アプリの利用料は年間1〜3万円台で、業務委託や独立でヘルプデスクの仕事をしている人は全額をその年の経費にできます。検証用の機材やリモート接続ツールと同じく、仕事を回すための費用です。

税理士に頼んだほうがいいのはこんな場合

仲間のエンジニアに案件を再委託するようになった、キッティングの大型案件で人を雇った、売上が1,000万円に近づいてきた、法人化を考えているという場合は、税理士に相談する価値があります。外注費や給与の源泉徴収、消費税の計算など、手続きが一気に増えるためです。

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ヘルプデスクが確定申告アプリを選ぶ4つの基準

ヘルプデスクのアプリ選びは、①委託元ごとの報酬と、源泉徴収された講師料や原稿料の税額を分けて記録できるか、②検証用の機材や自宅の回線など、私用と兼ねる支出を仕事の割合で記録できるか、③問い合わせ対応の合間に、スマホだけで申告まで終わるか、④派遣か業務委託かの迷いや貸与PCとの線引きを質問できる窓口があるか、の4つで決まります。どれも「委託料が満額で入り、機材や回線の支出が私用と混ざりやすい」というこの仕事の構造から来る基準です。

ヘルプデスクが確定申告アプリを選ぶ4つの基準を示した図解

委託元ごとの報酬と、源泉徴収された講師料や原稿料の税額を分けて記録できるか

SESの会社やエージェントからの月額の委託料、ユーザー企業からの時間単価の報酬、個人宅の出張サポート料は、税金を引かれずに満額で入るのが基本です。一方、IT研修の講師料やマニュアルの原稿料は、源泉徴収されて振り込まれます。どの取引先からいくら入り、そのうち源泉徴収された税額はいくらかを分けて記録できるかが最初の基準です。支払調書は届かないことも多いので、自分の記録が申告の土台になります。

検証用の機材や自宅の回線など、私用と兼ねる支出を仕事の割合で記録できるか

ヘルプデスクの仕事は、検証用のスマホやタブレット、ルーター、LANケーブル、リモート接続ツールのサブスク、自宅の光回線と、私用と区別しにくい支出が多いのが特徴です。私用と兼ねる支出を、仕事で使った割合で分けて記録できるかを確認しましょう。割合を決めた根拠をメモできると、後から説明しやすくなります。

問い合わせ対応の合間に、スマホだけで申告まで終わるか

常駐先では、日中は社員からの問い合わせやチケットの対応に張り付きます。仕事で一日中パソコンに向かっているぶん、帰宅してから帳簿のためにまたパソコンを開くのはおっくうになりがちです。記帳から申告書の作成、e-Taxでの提出までスマホだけで終わるかを確認しましょう。

派遣か業務委託かの迷いや貸与PCとの線引きを質問できる窓口があるか

「常駐先から直接指示されているけれど、業務委託のままで申告していい?」「自宅の回線は何割まで経費にできる?」。ヘルプデスクの申告には、判断に迷う点が少なくありません。チャットやLINEで質問できる窓口があると、申告の直前で手が止まることを防げます。

アプリ選びでよくある失敗

よくある失敗は次の3つです。どれも「委託元ごとの報酬と源泉徴収、私用と兼ねる支出を分けて記録できるか」を基準に選べば避けられます。

  • 源泉徴収されない委託料を全額使ってしまい、申告で納める所得税の分が手元に残っていない
  • 会社や常駐先から貸与されたPCや回線の分まで、経費に入れてしまう
  • IT研修の講師料から引かれた税金を、申告で差し引き忘れる

ヘルプデスクにおすすめの確定申告アプリ4選

委託元ごとの報酬と機材・回線の支払いをチケット対応の合間に見通したいならタックスナップ、法人化して案件を広げるならfreee、複数の口座やカードをまとめて管理するならマネーフォワード、パソコンでじっくり進めるならやよいの青色申告が有力です。まずは最安プラン同士の比較表で全体像をつかんでください。

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アプリ名スマホ完結度レシート撮影上限(最安プラン)カード・口座連携の自動仕訳月額(最安・年払い・税抜)
タックスナップ◎ 提出まで完結無制限◎ 連携明細をAIが自動仕訳・スワイプで確認するだけ980円・無料トライアルあり
freee○月5枚○ 自動で経理980円・無料お試しあり
マネーフォワード○月15件(超過は上位プランへ)◎ 連携できる金融サービスが豊富900円・無料トライアルあり
やよいの青色申告△ パソコン前提対応(上限の公表なし)○ スマート取引取込初年度無料あり

委託元ごとの報酬と機材・回線の支払いをチケット対応の合間に見通したいならタックスナップ

タックスナップはスマホ完結に特化した確定申告アプリで、常駐・リモートのヘルプデスクやキッティングを業務委託で受ける人や、勤めながら週末にPC設定の副業を受ける人に向いています。委託元ごとの報酬と、検証用の機材や自宅の回線の支払いを1つにまとめて、問い合わせ対応の合間にも申告まで進められます。

おすすめポイント

  • 連携した口座の入金から、SESの会社やエージェント、ユーザー企業、個人のお客さんからの報酬をスワイプで事業の売上に仕分けでき、源泉徴収された講師料や原稿料の税額も取引先ごとに記録して申告書にまとめられる
  • 連携したカードの明細は、特許を取得した「スワイプ仕分け」(右=経費・左=プライベート)で1件ずつ切り分け=ケーブルや検証機材の通販、リモート接続ツールのサブスクも、帰りの電車の中で片づく(出典)
  • 機材やケーブルのレシートはカメラで撮るだけ(読み取り枚数無制限・カンタンプラン以上)。「これは経費になる?」と迷ったら「みんなはどうしてる」機能で同じ職種の判断を確認できる
  • スワイプと丸投げ仕分け(1,000件最短3秒・安心プラン以上)で、複式簿記の知識ゼロでも青色申告65万円控除に必要な帳簿と書類を作れる(白色申告の収支内訳書にも対応)
  • マイナンバーカードがあれば、申告書の作成からe-Taxでの提出(電子申告)まですべてスマホだけで完結=日中は常駐先で問い合わせに張り付く日でも、昼休みや通勤の時間に申告を進められる
  • 職種に合わせた職種特化モードで、税理士監修のAIが9割以上の精度で勘定科目を自動判定(出典)
  • 消費税の申告にも最安のカンタンプランから対応=エージェントや取引先に求められてインボイス登録をし、2割特例を使う場合も同じアプリで完結できる
  • 最安のカンタンプランは年払いで月980円(税抜・年額11,760円)。2026年確定申告期間の全29日間、App Storeランキング確定申告アプリ内1位(Sensor Tower)で、無料トライアルから始められる
  • 24時間のAIチャットに加え、LINEで専門スタッフに相談できる(カンタンプラン以上)=「自宅の光回線は何割まで経費にできる?」という迷いも、仕事の後に聞ける
  • 登録者40万人超の税理士YouTuber・ヒロ税理士が監修した税務調査リスクチェックと、追徴課税時に利用料を全額返金する保証(安心プラン)

こんな人に向いている

  • SESの会社やエージェント、直接契約のユーザー企業と、委託元がいくつもある
  • 源泉徴収されない委託料と、源泉徴収される講師料や原稿料が混ざっている
  • 検証用の機材や回線など、私用と兼ねる支払いが多い
  • 仕事で一日中パソコンに向かうので、帳簿はスマホで済ませたい

法人化して案件を広げるならfreee

freeeは○×の質問に答える形式で申告書を作れる、初心者向けの設計が特徴の会計ソフトです。仲間のエンジニアに案件を再委託する、キッティングの大型案件で人を雇う、取引先に請求書を出す件数が増えたなど、事業として広げたい人、将来は法人化も考えている人に向いています。

おすすめポイント

  • ○×の質問に答えるだけで確定申告書を作成できる
  • 請求書の発行や給与計算までシリーズでそろう
  • 法人化したあとも法人向けfreee会計にデータを引き継げる

こんな人に向いている

  • 案件を仲間に回す、人を雇う予定がある
  • 請求書を出す取引が多い

複数の口座やカードをまとめて管理したいならマネーフォワード

マネーフォワード クラウド確定申告は、連携できる金融機関の多さが強みです。勤め先の給与の振込口座、委託料の受け取り口座、機材やサブスクの支払いに使うカードと、お金の出入り口が多い人に向いています。

おすすめポイント

  • 連携できる銀行・カード・電子マネーなど金融関連サービスが豊富
  • 家計簿アプリ「マネーフォワード ME」と組み合わせて家計と事業をまとめて把握できる
  • レポート機能で月ごとの収支を見える化できる

こんな人に向いている

  • 委託料の受け取り口座やカードが複数ある
  • 生活費とヘルプデスクの仕事の収支をまとめて管理したい

パソコンでじっくり進めたいならやよいの青色申告

やよいの青色申告 オンラインは、会計ソフトの老舗・弥生のクラウド版です。案件の切れ目や平日の空いた日にパソコンの前に座る時間があり、帳簿や決算書を大きな画面で確認しながら進めたい人に向いています。

おすすめポイント

  • セルフプランは初年度無料で始められる
  • 画面の大きいパソコンで決算書までじっくり作り込める
  • 老舗ならではのサポート体制(プランにより電話・チャット)

こんな人に向いている

  • 帳簿や決算書はパソコンでまとめて進めたい
  • まず無料で1年試したい

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ヘルプデスクの確定申告で注意したいポイント

ヘルプデスクの申告でつまずきやすいのは、源泉徴収される報酬の見分け方・エージェント経由の報酬・自宅の回線と貸与PCの線引き・パソコンや検証機材の金額・出張サポートの交通費と機器の販売・個人事業税と消費税・副業と扶養の7つです。順に整理します。

ヘルプデスクの委託料は通常源泉徴収されず講師料や原稿料はされる

ヘルプデスクやキッティング、PC設定・保守の業務委託料は、源泉徴収の対象として法律に挙げられた報酬に当たらないため、通常は源泉徴収されずに満額で振り込まれます(国税庁 No.2795 源泉徴収が必要な報酬・料金等とは)。一方、IT研修やセミナーの講師料、マニュアルや技術記事の原稿料は、法人から受け取ると10.21%(1回に100万円を超える部分は20.42%)が源泉徴収されます(国税庁 源泉徴収のあらまし 令和8年版 第5章)。

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収入の種類源泉徴収申告での扱い
常駐・リモートのヘルプデスク、キッティング、PC設定・保守の委託料通常は引かれない受け取った金額を売上にし、所得税は申告で納める
個人宅の出張PCサポート料引かれない(家庭のお客さんが払う報酬は源泉不要)受け取った金額を売上にする
IT研修・セミナーの講師料、マニュアル・技術記事の原稿料10.21%が引かれる引かれる前の金額を売上にし、引かれた税金は申告で精算する
ネットワーク設計やITコンサルの報酬取引先によって扱いが分かれる支払明細で源泉所得税の欄を確認する
ヘルプデスクの報酬の種類ごとに源泉徴収の有無を示した図解

源泉徴収されない委託料は、税金を前払いしていない状態です。入金のたびに一部を納税用に取り分けておくと、申告で所得税を納めるときに慌てずに済みます。前年分をもとに計算した予定納税基準額が15万円以上になると、その年の7月と11月に、所得税の一部を前払いする予定納税があります(国税庁 No.2040 予定納税)。支払調書は受け取る人に渡す決まりがないので、届かなくても売上の記録が漏れないよう、入金ごとに取引先と金額を残しておきましょう。

エージェント経由の報酬は契約の形で売上の金額が変わる

エージェントやSESの会社があなたと業務委託契約を結び、その会社から報酬を受け取る形なら、その会社から受け取る金額が売上です。一方、マッチングサービスなどがユーザー企業からの代金を受け取り、手数料を差し引いてあなたに渡す形なら、手数料を引かれる前の金額が売上で、手数料は経費になります。どちらの形かで売上と経費の金額が変わるので、契約書や支払明細で確認しておきましょう。

時間単価の案件では、稼働時間の締め日と入金日がずれます。12月に稼働した分の報酬は、入金が翌年1月でも12月の売上として記録します。稼働報告書や請求書の控えを月ごとに保存しておくと、売上の時期と金額を確かめやすくなります。

自宅の回線やスマホは仕事の割合で経費にでき貸与PCは経費にならない

自宅の光回線やスマホ代、電気代は、仕事で使った部分をはっきり分けられれば、その割合の分を経費にできます(国税庁 No.2210 やさしい必要経費の知識)。割合の目安は国税庁が示していないので、リモート対応の時間や仕事に使う日数など、自分で決めた根拠をメモしておきましょう。検証専用のスマホやルーター、リモート接続ツールやパスワード管理のサブスクのように、仕事にしか使わないものは全額を経費にできます。

ヘルプデスクの経費にできるもの・按分するもの・ならないものを示した図解

会社や常駐先から貸与されたPCやスマホ、支給された回線、常駐先での自分の昼食代は、自分で払っていないか仕事の費用ではないので経費にはなりません。開発の仕事が中心で、クラウドの利用料やサブスクの按分を詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

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パソコンや検証機材は金額によって経費にする年が変わる

パソコンや検証用のスマホ・タブレット、ルーターなどは、10万円未満なら買った年の経費、10万円以上20万円未満なら3年に分けて経費にできます。青色申告なら、2026年4月以後に買った40万円未満のものは、合計300万円まで一度に経費にできます(国税庁 No.2100 減価償却のあらまし)。それ以上のパソコンは耐用年数4年、サーバーは5年で、毎年少しずつ経費にします。

10万円や40万円の判定は、仕事で使う割合をかける前の購入金額(取得価額)で行うのが原則です。私用と兼ねるパソコンは、金額の区分を決めたうえで、経費に入れる段階で仕事で使う割合をかけます。一方、勤め先に雇われて給与で働く分は、自分で買ったPCを経費として差し引く仕組みがなく、給与からは給与所得控除が差し引かれるのが基本です。

出張サポートの交通費は経費で中古PCの販売には許可が要る

個人宅や事業所への電車代やバス代、駐車場代、ガソリン代は経費にできます。車を私用と兼ねている場合は、仕事で使った割合で按分します。ドライバーや静電気防止の手袋などの作業道具、交換用に持っていくケーブルも経費です。

PCの設定やトラブル対応だけなら許可はいりませんが、中古のPCを買い取って売るなら、古物営業法により都道府県の公安委員会の古物商許可が必要です。コンセントの増設など電気工事に当たる作業には、電気工事士の資格が要ります。機器を仕入れてお客さんに売った代金は、作業料とは別の売上として記録しておくと、消費税の区分も確かめやすくなります。

個人事業税は都道府県の判断・消費税は第五種で考える

個人事業税は、ヘルプデスクやPC設定の仕事がどの業種に当たるかを、都道府県が仕事の中身で判断します。請負業やコンサルタント業と認定されれば税率5%で、事業の所得から年290万円の事業主控除を差し引いた残りにかかります(東京都主税局 個人事業税)。この所得は、青色申告特別控除を差し引く前の金額で計算します。

消費税の申告が必要になるのは、原則として2年前の課税売上が1,000万円を超えた年か、インボイス登録をした場合です。エージェントや取引先から登録を求められて登録した場合は、令和8年分までは2割特例、令和9年分・10年分は3割特例が使えます。簡易課税を選ぶと、ヘルプデスクや設定・保守のサービスは第五種事業(みなし仕入率50%)で、機器を仕入れてそのまま売る分は第一種か第二種になります(国税庁 No.6509 簡易課税制度の事業区分)。

副業は「20万円」と住民税・扶養のラインを確認する

社内SEやヘルプデスクとして勤めながら週末にPC設定やリモートサポートを受けているなら、給与以外の所得が20万円を超えると確定申告が必要です。20万円以下でも住民税の申告は必要です。帳簿をつけていない副業の所得は、事業所得ではなく雑所得になることが多く、青色申告の控除は使えません。勤め先の就業規則で副業が認められているかも、事前に確かめておきましょう。

家族の扶養に入っている人は、税金の扶養は令和8年分は合計所得62万円以下(給与だけなら年収136万円以下)が基準です(国税庁 No.1191 配偶者控除・財務省 令和8年度税制改正の大綱)。社会保険の扶養は年収130万円未満が目安で、事業の収入をどう数えるかは加入している健康保険によって違います。

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問い合わせ対応の合間に確定申告を終わらせる方法

コツは、申告期にまとめてやろうとせず、委託料が入るたびに取引先と金額を記録し、機材やケーブルのレシートは買ったその日に撮っておくことです。月末に稼働報告書と請求書の控えを保存する。サブスクや通販の支払いはカード連携で自動で取り込む。回線やスマホを仕事で使う割合は年の初めに決めて、根拠をメモしておく。これだけで、申告期には確認して提出するだけになります。

無料トライアルで口座とカードを連携してみて、委託料の入金や機材の支払いが自動で取り込まれるかを試してから決めるのが失敗しない選び方です。なお、自動連携やAIの仕訳結果をそのまま提出せず、最後にひととおり見直すのはどのアプリでも共通の基本です。

タックスナップは、委託元ごとの報酬と、機材や回線の支払いを1つにまとめ、申告までスマホで終えられる設計です。昼休みや通勤のスキマ時間だけで、申告の準備が回ります。

スマホで確定申告できるアプリ タックスナップ

「個人事業主・スマホ完結」に特化した確定申告アプリ

タックスナップは、日々の経費処理から確定申告書の作成・提出まで、個人事業主・フリーランスに必要な会計機能がすべてスマホで完結できるアプリです。

今までの会計ソフトは「パソコン操作」や「機能の多さ」を前提としたサービスが多かった一方で、タックスナップは「個人事業主・スマホ完結」に特化し、会計知識が全くない方でも、スキマ時間だけで確定申告が終わるように設計しています。

「初めての確定申告でも迷わずに提出できた」 「他の会計ソフトから乗り換えて、圧倒的にラクになった」 といった嬉しいレビューもいただいています。

特許取得!スワイプするだけで仕分け完了

App Store確定申告アプリランキング1位を獲得

ここ数年で、タックスナップの利用者は急拡大中。

2026年の確定申告期間(2026年2月16日〜3月16日)では、大手会計ソフトのアプリも含む確定申告アプリの中で、全期間にわたってApp Storeランキング1位を獲得しました。
(参照:Sensor TowerのApp Storeランキングデータ)

他会計ソフトの約4倍の経費処理スピード

意外に時間を取られてしまうのが、日々の経費処理です。 「気づいたら何十件も経費が溜まっていた」という時でも、タックスナップならあっという間に登録が完了します。

外部機関による比較調査では、タックスナップを使うと10分間で平均518件の経費を処理できることがわかっています。 他会計ソフトと比べて約4倍、手書きの約18倍、Excelの約40倍のスピードです。

10分間あたりの平均経費処理件数は、他会計ソフトと比べて約4倍、手書きの約18倍、Excelの約40倍のスピード

出典:株式会社タックスナップ 「【比較調査】確定申告アプリ「タックスナップ」、同時間での経費処理件数が他会計ソフトと比較して約4倍を記録。」 (実査運営機関:株式会社アスマーク)

速さの秘訣は丸投げ仕分け

タックスナップの経費処理の速さの最大の理由は、「丸投げ仕分け」機能です。

銀行やカードの取引データが自動で反映されるだけでなく、それぞれの取引が経費かプライベートか、どの勘定科目が適しているのかをアプリが高精度で自動判定してくれます。

「丸投げ仕分け」機能を使えば1,000件の仕分けも最短3秒で完了するので、経費処理が驚くほど楽になります。

業界最速!税理士監修の丸投げ仕分けでは、1000件の経費処理が最短3秒

税理士監修の機能で、はじめての確定申告でも安心

「本当にこの内容で提出して大丈夫?」という不安を解消するために、税理士監修の「税務調査リスクチェック機能」があります。

あなたのデータをもとに、同じ職種の人の傾向と比べながら、税務調査が入りやすいかをアプリが診断します。

修正するべき内容も表示されるので、事前に修正し、安心して提出できます。

登録者40万人YouTuber・ヒロ税理士が監修。ぜいもう調査リスクチェック

タックスナップは、確定申告をできるだけ簡単に、かつ安心して提出できるようにサポートするアプリです。 無料トライアルも行っているので、まずはその快適さを体験してみてください。

まとめ

ヘルプデスクの確定申告は、「派遣や正社員で年末調整を受けているなら不要、業務委託・副業・独立で受けた仕事は自分で申告」「ヘルプデスクの委託料は通常源泉徴収されないので納税分を取り分け、講師料や原稿料から引かれた税金は申告で精算する」「自宅の回線やスマホは仕事の割合で経費、貸与されたPCは経費にならない」の3点を押さえれば怖くありません。問い合わせを1件ずつチケットで閉じていくように、報酬と経費も1件ずつ記録していけば、申告はきちんと形になります。

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よくある質問

Q. 派遣でヘルプデスクをしています。確定申告は必要ですか?

派遣会社から給与を受け取り、年末調整を受けているなら原則不要です。副業で業務委託の仕事も受けていて、給与以外の所得が20万円を超えた場合は申告が必要です。

Q. 業務委託のヘルプデスクは、いくらから申告が必要ですか?

令和8年分は、所得が基礎控除の104万円などの合計を超えたら必要です。所得は、受け取った報酬から検証用の機材や通信費、交通費などの経費を引いた金額です。

Q. 業務委託の報酬から税金が引かれていません。大丈夫ですか?

ヘルプデスクやPC設定の業務委託料は、通常は源泉徴収されないので問題ありません。そのぶん確定申告で所得税を納めるので、入金のたびに一部を取り分けておきましょう。

Q. IT研修の講師料から税金が引かれていました。

法人が払う講師料は10.21%が源泉徴収されます。引かれる前の金額を売上にし、引かれた税金は確定申告で差し引きます。経費が多い年は、引かれすぎた分が戻ってくることがあります。

Q. 業務委託なのに、常駐先から勤務時間や作業の手順を細かく指示されます。

業務委託かどうかは、契約の名前ではなく働き方の実態で判断されます。発注者から直接指示を受ける働き方は偽装請負の可能性があるとされているので、契約書と実際の働き方を確かめ、気になるときは労働局などの窓口に相談しましょう。

Q. 1社と続けて契約しています。家内労働者等の特例は使えますか?

特定の会社と続けて契約して役務を提供する人は当てはまる可能性がありますが、使えるかどうかは税務署に確認しましょう。令和8年分は必要経費を最大69万円まで差し引ける特例で、給与の収入が69万円以上ある人は使えません(国税庁 No.1810 家内労働者等の必要経費の特例)。

Q. 会社から貸与されたPCを使っています。経費にできるものはありますか?

貸与されたPCそのものは、自分で払っていないので経費になりません。一方、自分で払っている自宅の回線や電気代は、仕事で使った割合の分を経費にできます。

Q. 自宅の光回線やスマホ代は経費になりますか?

仕事で使った割合の分だけ経費にできます。リモート対応の時間など、割合を決めた根拠をメモしておきましょう。

Q. 副業用にパソコンを買いました。経費になりますか?

10万円未満なら買った年の経費にできます。青色申告なら、2026年4月以後に買った40万円未満のものも一度に経費にできます。私用と兼ねるなら、仕事で使う割合の分だけ経費にします。

Q. 資格の受験料や教材費は経費になりますか?

業務委託や独立で受けている仕事に直接必要な資格なら、受験料や教材費は経費にできる場合があります。勤め先の仕事のために取る資格は、副業の経費にしにくいので、迷うときは税務署に確認しましょう。

Q. 常駐先での昼食代は経費になりますか?

自分の昼食代は、原則として経費にはなりません。取引先との打ち合わせで相手の分を払った場合などは、仕事の支出として区別して記録します。

Q. 出張サポートの交通費やガソリン代は経費になりますか?

お客さんの元へ向かう交通費や駐車場代、ガソリン代は経費にできます。車を私用と兼ねている場合は、仕事で使った割合で按分します。

Q. 中古パソコンを仕入れて売ってもいいですか?

中古のPCを買い取って売るなら、古物商許可が必要です。PCの設定やトラブル対応だけなら許可はいりません。

Q. 労災保険に特別加入しました。保険料は経費になりますか?

労災保険の特別加入の保険料は、経費ではなく社会保険料控除の対象です(国税庁 No.1130 社会保険料控除)。確定申告で控除の欄に入れましょう。

Q. 個人事業税はかかりますか?

事業の所得が年290万円を超えると、かかることがあります。ヘルプデスクやPC設定がどの業種に当たるかは都道府県の判断で、請負業やコンサルタント業と認定されれば税率5%です。

Q. インボイス登録は必要ですか?

登録は任意ですが、エージェントや取引先から求められることがあります。登録すると消費税の申告が必要になりますが、令和8年分までは2割特例、令和9年分・10年分は3割特例が使えます。

Q. 報酬の支払いが遅れています。決まりはありますか?

従業員を使っている事業者が、従業員のいないフリーランスに仕事を頼む場合、報酬は仕事を受け取った日から60日以内のできるだけ短い期間で支払う決まりがあります(e-Gov法令検索 特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律 第4条)。勤めながら副業で業務委託を受けている人も対象です。

Q. 副業がばれることはありますか?

確定申告をすると住民税の金額が変わるため、給与から住民税を天引きしている勤め先が気づく可能性はあります。まずは就業規則で副業が認められているかを確認してください。

Q. 開業届は出すべきですか?

業務委託や出張サポートで継続して仕事をするなら、開業届を出すのが原則です。青色申告承認申請書とセットで出せば、最大65万円の特別控除が使えるようになります。

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Q. 年の途中で派遣から業務委託に切り替えました。

派遣で受け取った給与と、業務委託に切り替えてからの所得を合わせて申告します。派遣会社から源泉徴収票を受け取っておきましょう。

Q. 今使っている会計ソフトからデータを移行できますか?

できます。たとえばタックスナップはfreee・マネーフォワード・弥生・PayPayからのデータ移行に対応しています。年初から新しいアプリで始めるか、申告前に前年分をまとめて移すのがスムーズです。

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