【2026年最新】セラピストにおすすめの確定申告アプリ(会計ソフト)4選|タックスナップ・freee・マネーフォワード・やよい

施術の腕は磨いてきたけれど、数字は苦手。確定申告は毎年ギリギリまで後回し——そんなセラピストは少なくありません。申告の時期になるとSNSに「確定申告終わった、私を褒めて」が並ぶくらい、この仕事と帳簿付けの相性はよくありません。

この記事では、業務委託や自宅サロン・出張で働くセラピスト(アロマ・リンパ・ボディケアなど)向けに、確定申告アプリの選び方とおすすめ4本を比較します。簿記の知識がゼロでも、スマホだけで青色申告まで終わらせることをゴールに、売上の記帳・経費の線引き・使える特例まで整理しました。

この記事のポイント

  • 業務委託や自宅サロンのセラピストは、日払いでも雇用ではなく事業所得。自分で確定申告が必要
  • 申告の実績は給付金や賃貸・ローン審査で自分を守る武器になる
  • 売上は施術料・指名料・チップ・延長料金の総額。手数料を引いた後の振込額で記帳しない
  • サロン1社専属の委託なら、実際の経費がゼロでも概算経費を使える家内労働者等の特例がある
  • 迷ったら、簿記ゼロでもスマホで完結するタックスナップ、店舗拡大ならfreee、お金全体の管理ならマネーフォワード、パソコン派ならやよいの青色申告
目次

セラピストに確定申告アプリは必要?

サロンとの契約が業務委託なら、あなたは雇われているスタッフではなく個人事業主です。確定申告アプリは、その「自分でやる」を現実的にする道具です。まずは自分に申告が必要かどうかから整理します。

業務委託や自宅サロンのセラピストは自分で確定申告が必要

サロンと雇用契約を結んでいないセラピストは、日払いで報酬を受け取っていても給与ではなく、個人事業主の売上として自分で確定申告する必要があります。大手もみほぐしチェーンの多くも、セラピストとは雇用ではなく業務委託契約です。働き方ごとに整理すると次のとおりです。

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働き方確定申告
正社員・アルバイト(雇用契約)原則不要(年末調整で完結)
業務委託でサロン勤務(もみほぐしチェーンなど)所得が基礎控除(令和7年分95万円・令和8年分から104万円)超なら必要
自宅サロン・出張・レンタルサロン同上(店舗型の個人事業主)
会社員の副業で週末セラピスト副業の所得が20万円超なら必要

判定は「収入」ではなく、収入から経費を引いた「所得」で行います。日払いで受け取っていても、年間で集計して判定する点に注意してください。なお、整体師や鍼灸師を含む申告の要否の詳しい整理はこちらの記事でも解説しています。

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申告は義務であり自分を守る武器にもなる

セラピストは「お試しで始めたら続いてしまって、気づけば何年も無申告」という人が少なくない職種です。しかし申告は義務であるだけでなく、実績が自分を守ります。コロナ禍の持続化給付金(個人事業主は最大100万円)を受け取れたのは、確定申告で売上を証明できた業務委託セラピストでした。賃貸の入居審査・住宅ローン・クレジットカードの審査でも、収入を証明するのは申告書の控えです。

今まで申告していなかった人も、今年分から始めれば遅くありません。本格的に続けるなら開業届も出しておきましょう。給付金のような支援策では、いつから事業をしているかの証明にもなります。

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手書きやExcelと比べてどれくらいラクになる?

確定申告アプリを使うと、オイルやタオルのレシートはカメラで撮るだけで金額と日付が読み取られ、勘定科目までAIが自動で判定します。銀行口座やクレジットカードを連携すれば入金も自動で取り込まれ、集計・転記・申告書の作成はすべて自動です。電卓とノートで数日がかりだった作業が、日々の数分に分解されます。

青色申告65万円控除はアプリで取れる?

取れます。青色申告65万円控除には複式簿記の帳簿が必要ですが、確定申告アプリなら取引を入力するだけで複式簿記の帳簿が自動で出来上がります。e-Taxで提出すれば控除額は55万円ではなく65万円になり、そこまでアプリだけで完結できます。

税理士に頼むのとどちらがいい?

帳簿づけを自分でできるなら、費用面ではアプリが圧倒的に有利です。相場を比べてみます。

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依頼方法費用の目安(年間)
税理士に記帳から丸ごと依頼10〜20万円
税理士に申告書作成だけスポット依頼5〜10万円
確定申告アプリ1〜3万円台

アプリなら年1〜3万円台で利用料は経費にできる

確定申告アプリの利用料は年間1〜3万円台で、全額をその年の経費にできます。レシート読み取りから申告書の提出までこの金額に含まれるので、記帳を外注する場合と比べて桁がひとつ変わります。

税理士に頼んだほうがいいのはこんな場合

一方で、何年分もの無申告をまとめて解消したい、店舗を構えてスタッフを雇う、税務調査の通知が来たという場合は、税理士に相談する価値があります。とくに過年度の申告と調査対応は専門家の領域です。

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セラピストが確定申告アプリを選ぶ4つの基準

セラピストのアプリ選びは、①指名料やチップまで含めた現金売上をその場で総額記帳できるか、②オイル代や自宅サロンの按分など迷いやすい経費を確認しながら記帳できるか、③家内労働者等の特例と青色申告65万円控除を簿記の知識なしで使い切れるか、④施術で手がふさがる一日でも合間のスマホだけで完結するか、の4つで決まります。どれも「売上は現金と手渡し、使える特例は特殊、日中は施術で手がふさがる」というセラピストの仕事の構造から来る基準です。

セラピストが確定申告アプリを選ぶ4つの基準。指名料やチップまで現金売上をその場で総額記帳できるか、オイル代や自宅サロンの按分など迷いやすい経費を確認できるか、家内労働者等の特例と青色申告65万円控除を簿記なしで使い切れるか、施術で手がふさがる一日でも合間のスマホだけで完結するかを示したチェックリストの図解

指名料やチップまで現金売上をその場で総額記帳できるか

セラピストの売上は、現金の施術料に指名料・チップ・延長料金が乗り、さらにPayPayなどのQR決済・予約サイト経由・サロンからの日払いと、入金経路がバラバラになりやすいのが特徴です。しかも予約サイトやサロン経由の入金は手数料が引かれたあとの金額です。手渡しのチップや指名料をその場で記録でき、売上を手数料を引く前の総額で整理できるかが、売上の過少申告を防ぐ最初の基準です。

オイル代や自宅サロンの按分など迷いやすい経費を確認しながら記帳できるか

freeeのセラピスト向けセミナーで税理士が「一番受ける質問」と語ったのが、まさに「どこまで経費になる?」でした。オイルやタオルは分かりやすい一方、スクール代・施術ウェア・自宅サロンの家賃按分は判断に迷いやすく、「全部入れてしまう」と「怖くて全く入れない」の両極端に分かれやすい職種です。迷ったときに確認できる仕組みがあるアプリだと記帳が止まりません。

家内労働者等の特例と青色申告65万円控除を簿記なしで使い切れるか

サロン1社専属の業務委託セラピストは、実際の経費が少なくても最大65万円(令和8年分からは69万円)を概算経費にできる家内労働者等の特例を使える可能性があり、青色申告65万円控除と併用もできます(詳しくは後述)。知っているかどうかで手元に残るお金が大きく変わる職種です。複式簿記の帳簿が自動ででき、こうした制度まで簿記の知識なしでたどり着ける設計かを確認しましょう。

施術で手がふさがる一日でも合間のスマホだけで完結するか

日中は施術で手がふさがり、オイルを使う仕事柄、施術中はスマホさえ触れません。ベッドサイドにパソコンもありません。施術と施術の間や営業終了後の数分で、スマホだけでレシート処理から申告書の提出まで終えられるかは、続けられるかどうかを分ける現実的な基準です。

連携とサポートもチェック

銀行口座・カード・QR決済との連携数、わからないことを質問できるチャットやLINEサポートの有無も確認しておきましょう。営業終了が夜遅くなる仕事なので、深夜でも質問できる窓口があると安心です。

アプリ選びでよくある失敗

よくある失敗は3つです。①料金だけで選んでレシート撮影の上限を見落とす(最安プランの上限は月5枚〜無制限と差が大きい)、②パソコン前提のソフトを選んで施術中心の日常と合わずに止まる③申告期直前に導入して1年分のレシートと現金売上の集計に格闘する。どれも「日々の動線で続けられるか」を基準に選べば避けられます。

セラピストにおすすめの確定申告アプリ4選

現金売上もレシートもその場のスマホで片づけるならタックスナップ、店舗を構えて拡大や法人化まで見据えるならfreee、副業の給与も事業もお金全体をまとめて見るならマネーフォワード、自宅のパソコンでじっくり進めたいならやよいの青色申告が有力です。まずは最安プラン同士の比較表で全体像をつかんでください。

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アプリ名スマホ完結度レシート撮影上限(最安プラン)カード・口座連携の自動仕訳月額(最安・年払い・税抜)
タックスナップ◎ 提出まで完結無制限◎ 連携明細をAIが自動仕訳・スワイプで確認するだけ980円
無料トライアルあり
freee月5枚○ 自動で経理980円
無料お試しあり
マネーフォワード月15件
(超過は上位プランへ)
◎ 連携できる金融サービスが豊富900円
無料トライアルあり
やよいの青色申告△ パソコン前提対応(上限の公表なし)○ スマート取引取込初年度無料あり

現金売上もレシートもその場のスマホで片づけたいならタックスナップ

タックスナップは「がんばらない確定申告」をコンセプトにしたスマホ完結の確定申告アプリで、手渡しのチップや指名料まで含めた現金売上と毎日のレシートを、発生したその場で片づけたいセラピストに向いています。施術後の数分でレシートを撮り、左右のスワイプ(右=経費・左=プライベート)で振り分けるだけ。レシートを何か月分ためてしまっていても、簿記の知識なしで青色申告65万円控除に必要な帳簿と申告書まで仕上がります

おすすめポイント

  • スワイプと丸投げ仕分けだけで、複式簿記の知識ゼロでも青色申告65万円控除に必要な帳簿と書類を作れる
  • ためこんだレシートも、安心プラン以上の「丸投げ仕分け」なら1,000件の経費処理が最短3秒=何か月分たまっていても追い上げられる
  • 「これは経費になる?」と迷ったら、同じ職種の判断を参考にできる「みんなはどうしてる」機能で確認できる=オイル・スクール代・自宅サロンの按分など判断に迷う経費が多いセラピスト向き
  • レシートのカメラ読み取りは枚数無制限(カンタンプラン以上)
  • オイル代も講習代も、税理士監修のAIが9割以上の精度で勘定科目を自動判定(出典
  • セラピストを含む40以上の職種に合わせて勘定科目を自動カスタマイズする職種特化モード
  • 外部調査で他の会計ソフトの約4倍の処理スピード(出典
  • 2026年確定申告期間の全29日間、App Storeランキング確定申告アプリ内1位(Sensor Tower)
  • 最安プランは年払いで月980円(税抜)、無料トライアルから始められる
  • freee・マネーフォワード・弥生・PayPayからのデータ移行に対応
  • 24時間のAIチャットに加え、LINEで専門スタッフに相談できる(カンタンプラン以上)=営業終了が遅い夜でも聞ける
  • 税理士監修の税務調査リスクチェックと、追徴課税時に利用料を全額返金する保証(安心プラン)

こんな人に向いている

  • 手渡しのチップや指名料など、現金の売上の記帳が漏れがち
  • オイルやスクール代の「これは経費?」に迷うことが多い
  • 施術の合間に、スマホだけで提出まで済ませたい
  • サロンから「確定申告は自分で」と言われて、何から始めればいいか分からない

店舗を構えて拡大や法人化まで見据えるならfreee

freeeは○×の質問に答える形式で申告書を作れる、初心者向けの設計が特徴の会計ソフトです。自分のサロンを構え、スタッフを雇って店を大きくしたい人に向いています。

おすすめポイント

  • ○×の質問に答えるだけで確定申告書を作成できる
  • 銀行・クレジットカードなど外部サービスとの連携が幅広い
  • スタッフを雇ったときの給与計算・年末調整までシリーズでそろう
  • 法人化したあとも法人向けfreee会計にデータを引き継げる

こんな人に向いている

  • 自分のサロンを開き、将来はスタッフを雇いたい
  • 法人化まで見据えている

副業の給与も事業もお金全体をまとめて見たいならマネーフォワード

マネーフォワード クラウド確定申告は、連携できる金融機関の多さが強みです。会社の給与と週末セラピストの収入、家計までまとめて数字で管理したい人に向いています。

おすすめポイント

  • 連携できる銀行・カード・QR決済など金融関連サービスが豊富
  • 家計簿アプリ「マネーフォワード ME」と組み合わせて家計と事業をまとめて把握できる
  • レポート機能で月ごとの収支を見える化できる

こんな人に向いている

  • 副業セラピストで、給与と事業のお金をまとめて管理したい
  • 複数の口座・カード・QR決済を使い分けている

自宅のパソコンでじっくり進めたいならやよいの青色申告

やよいの青色申告 オンラインは、会計ソフトの老舗・弥生のクラウド版です。営業後や休みの日に自宅のパソコンで、画面を広く使って落ち着いて作業したい人に向いています。

おすすめポイント

  • セルフプランは初年度無料で始められる
  • 画面の大きいパソコンで決算書までじっくり作り込める
  • 老舗ならではのサポート体制(プランにより電話・チャット)

こんな人に向いている

  • 日中は施術、記帳は週末に自宅のパソコンでまとめたい
  • まず無料で1年試したい

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セラピストの確定申告で注意したいポイント

セラピストの申告でつまずきやすいのは、売上の範囲・家内労働者等の特例・経費の線引き・個人事業税と消費税・無申告のリスクの5つです。順に整理します。

売上は施術料や指名料の総額で記帳する

売上になるのは施術料だけではありません。指名料・チップ・延長料金・キャンセル料、ワークショップやセミナーの代金、オイルなど商品の物販もすべて事業の収入です。販売用の商品を自分で使った分(自家消費)も収入に計上します。なお雑誌の取材謝礼や講演料など本業以外の収入は、事業ではなく雑所得に区分されるのが一般的です。

セラピストの売上計上の流れ。施術料・指名料・チップ・延長料金の合計が売上の総額で、予約サイトや委託先の手数料は経費に分け、振込額だけを売上にしないことを示したフロー図解

サロン経由や予約サイト経由の入金は、手数料が引かれたあとの金額で振り込まれることがあります。振込額だけを売上にすると過少申告になるので、手数料を引く前の総額を売上にし、手数料は支払手数料として経費に分けます。売上は入金された月ではなく施術した月で計上するのが原則です。

家内労働者等の必要経費の特例は働く場所で変わる

実際の経費が少なくても、令和7年分は65万円(令和8年分からは69万円)まで概算経費を計上できる「家内労働者等の必要経費の特例」は、セラピストも使えることがあります(国税庁タックスアンサーNo.1810)。カギは「特定の相手に継続してサービスを提供しているか」です。

同じセラピストでも、働く場所によってこの特例が使えたり使えなかったりします。サロン1社と専属の業務委託で働いているなら対象になり得ますが、自宅サロンや店舗を構えて不特定多数のお客様に施術する働き方は対象外です。

家内労働者等の必要経費の特例が使える働き方と使えない働き方の対比。サロン1社と専属の業務委託で働くセラピストは使える可能性があり、自宅サロンや店舗を構えて不特定多数に施術する働き方は対象外。上限は令和7年分65万円・令和8年分から69万円で青色申告65万円控除と併用できることを示した図解

使える場合のルールも押さえましょう。他に給与収入が65万円(令和8年分からは69万円)以上あると使えず、それ未満でも給与所得控除で使った分だけ上限が縮みます。実際の経費と比べて高いほうを選べ、青色申告65万円控除とも併用できます。適用するときは申告書第二表に「措法27」と記載し、計算書を添付します。

セラピストの経費一覧と経費にならないもの

経費の判断に迷ったら、「セラピストとして働いていなかったら買っていないか・使っていないか」で考えるのが分かりやすい基準です(freeeのセラピスト向けセミナーで税理士が示した考え方)。主な経費は次のとおりです。

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勘定科目具体例
消耗品費オイル・タオル・除菌グッズ・施術ウェア(もみほぐしチェーン指定の黒の上下やサポーターも可)
工具器具・減価償却費施術ベッド・チェア(10万円未満は一括経費・以上は減価償却)
研修費講習・スクール・セミナー・技術書(業務に関連するもの)
諸会費アロマ系など協会の年会費
支払手数料予約サイトの手数料・サロンへの委託手数料
広告宣伝費ホットペッパーなどの掲載料・HP・SNS広告・名刺
損害保険料施術中の事故に備える賠償責任保険
地代家賃・水道光熱費レンタルサロン・時間貸しルーム代・自宅サロンの按分
旅費交通費出張施術の移動・サロンへの移動(通勤的なものも事業分)
仕入・棚卸資産物販用のオイルやコスメ(売れた分が経費・売れ残りは年末に棚卸)

自宅サロンの家賃・光熱費は、施術に使う部屋の広さや営業時間など説明できる基準で按分して事業分だけ経費にします(例: 家賃10万円で施術部屋が4割→4万円)。一方で、日常の服やネイル、自分のリラクゼーション、所得税・住民税・国民健康保険料は経費になりません(国保・国民年金は社会保険料控除として全額を所得から引けます)。なお、10万円以上の施術ベッドや内装などの償却資産は、毎年1月31日までに市区町村への償却資産の申告も必要になる場合があり、忘れやすいので注意してください。

個人事業税とインボイス・消費税

あん摩マッサージ指圧師などの資格に基づく施術は、個人事業税の第3種事業(医業に類する事業・税率3%)に該当します。一方、無資格のリラクゼーションやもみほぐしは法定業種に該当しないとして課税されないケースが多いですが、施術内容の実態で判断され、都道府県で取り扱いに差があります。いずれにせよ所得290万円(事業主控除)以下ならかかりません。

消費税は、課税売上が1,000万円を超えると2年後に課税事業者になります。簡易課税を選ぶ場合、施術の売上は第5種(みなし仕入率50%)、物販は第2種(80%)に分かれます。お客様が一般の消費者中心のセラピストはインボイス登録の必要性が低い職種ですが、委託先のサロンから登録を求められた場合は、支払いへの影響(免税事業者への経過措置が2026年10月から50%控除に縮小)を踏まえて相談して決めましょう。

無申告のリスクと今からの解消

「現金だから記録が残らない」は通用しません。お客様が施術代を医療費控除に入れたり、法人のお客様が経費にしたりすると、支払先としてセラピスト側が税務署に照合されます。委託先のサロンの帳簿や銀行口座の入金履歴からも収入は把握されます。

無申告には無申告加算税や延滞税が上乗せされ、調査は通常3年分、悪質な場合は5〜7年分にさかのぼります。何年分かたまっている人は、調査を待たずに期限後申告で早めに解消するほうが傷が浅く済みます。なお、申告すると住民税や国民健康保険料は申告した所得をもとに翌年度計算される点、反対に税金を払いすぎていた場合は更正の請求で5年前の分まで遡って還付を受けられる点も覚えておきましょう。

施術の合間に確定申告を終わらせる方法

コツは、申告期にまとめてやろうとせず、日々の施術のリズムに組み込むことです。お客様を見送ったあとの片付けタイムに、その日の売上とレシートをスマホで入力する。スキマ時間に数件ずつスワイプで振り分ける。月に一度、売上と入金の突き合わせを確認する。この3つで、申告期には確認して送信するだけになります。

あわせて、事業用の口座を分け、売上の1割を納税用に取り分けておくと申告期に慌てません。セラピストの報酬は源泉徴収されないのが原則なので、申告して初めて納税額が発生します。税金の分を先によけておくのが、現金商売の鉄則です。

無料トライアルで実際のレシートを数枚読み込ませてみて、日々続けられそうなアプリを1つに決めるのが失敗しない選び方です。なお、自動連携やAIの仕訳結果をそのまま提出せず、最後にひととおり見直すのはどのアプリでも共通の基本です。

タックスナップは、現金売上もレシートもその場のスマホで片づけて、そのまま青色申告までたどり着ける設計です。ためこんだレシートは丸投げ仕分けで追い上げ、経費になるか迷ったら同じ職種の判断を確認しながら進められます。

スマホで確定申告できるアプリ タックスナップ

「個人事業主・スマホ完結」に特化した確定申告アプリ

タックスナップは、日々の経費処理から確定申告書の作成・提出まで、個人事業主・フリーランスに必要な会計機能がすべてスマホで完結できるアプリです

今までの会計ソフトは「パソコン操作」や「機能の多さ」を前提としたサービスが多かった一方で、タックスナップは「個人事業主・スマホ完結」に特化し、会計知識が全くない方でも、スキマ時間だけで確定申告が終わるように設計しています。

「初めての確定申告でも迷わずに提出できた」 「他の会計ソフトから乗り換えて、圧倒的にラクになった」 といった嬉しいレビューもいただいています。

特許取得!スワイプするだけで仕分け完了

App Store確定申告アプリランキング1位を獲得

ここ数年で、タックスナップの利用者は急拡大中。

2026年の確定申告期間(2026年2月16日〜3月16日)では、大手会計ソフトのアプリも含む確定申告アプリの中で、全期間にわたってApp Storeランキング1位を獲得しました。
(参照:Sensor TowerのApp Storeランキングデータ)

他会計ソフトの約4倍の経費処理スピード

意外に時間を取られてしまうのが、日々の経費処理です。 「気づいたら何十件も経費が溜まっていた」という時でも、タックスナップならあっという間に登録が完了します。

外部機関による比較調査では、タックスナップを使うと10分間で平均518件の経費を処理できることがわかっています。 他会計ソフトと比べて約4倍、手書きの約18倍、Excelの約40倍のスピードです。

10分間あたりの平均経費処理件数は、他会計ソフトと比べて約4倍、手書きの約18倍、Excelの約40倍のスピード

出典:株式会社タックスナップ 「【比較調査】確定申告アプリ「タックスナップ」、同時間での経費処理件数が他会計ソフトと比較して約4倍を記録。」 (実査運営機関:株式会社アスマーク)

速さの秘訣は丸投げ仕分け

タックスナップの経費処理の速さの最大の理由は、「丸投げ仕分け」機能です。

銀行やカードの取引データが自動で反映されるだけでなく、それぞれの取引が経費かプライベートか、どの勘定科目が適しているのかをアプリが高精度で自動判定してくれます。

「丸投げ仕分け」機能を使えば1,000件の仕分けも最短3秒で完了するので、経費処理が驚くほど楽になります。

業界最速!税理士監修の丸投げ仕分けでは、1000件の経費処理が最短3秒

税理士監修の機能で、はじめての確定申告でも安心

「本当にこの内容で提出して大丈夫?」という不安を解消するために、税理士監修の「税務調査リスクチェック機能」があります。

あなたのデータをもとに、同じ職種の人の傾向と比べながら、税務調査が入りやすいかをアプリが診断します。

修正するべき内容も表示されるので、事前に修正し、安心して提出できます。

登録者40万人YouTuber・ヒロ税理士が監修。ぜいもう調査リスクチェック

タックスナップは、確定申告をできるだけ簡単に、かつ安心して提出できるようにサポートするアプリです。 無料トライアルも行っているので、まずはその快適さを体験してみてください。

まとめ

セラピストの確定申告は、売上の総額計上と経費の線引きさえ押さえれば、恐れるものではありません。申告の実績は給付金や審査で自分を守る武器になり、家内労働者等の特例や青色申告65万円控除で手元に残るお金も増やせます。数字が苦手なら、苦手なままでも回る仕組みをアプリに任せましょう。

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よくある質問

Q. セラピストはいくらから確定申告が必要ですか?

専業なら所得(収入−経費)が基礎控除を超えたら、給与がある人は給与以外の所得が20万円を超えたら必要です。基礎控除は令和7年分が95万円、令和8年分からは104万円です。20万円以下でも住民税の申告は別途必要です。

Q. りらくるなど大手サロンで働いていても個人事業主ですか?

業務委託契約なら個人事業主です。大手もみほぐしチェーンの多くは雇用ではなく業務委託で、報酬から所得税は引かれていません。自分で確定申告して納税します。雇用契約(アルバイト)の場合は給与なので年末調整で完結します。契約書でどちらか確認してください。

Q. メンズエステのセラピストも確定申告が必要ですか?

必要です。業務委託の報酬であれば他のセラピストと同じ事業所得(または雑所得)で、基準も同じです。日払いでも年間で集計して判定します。

Q. 会社に副業のセラピストを知られたくありません。どうすればいいですか?

確定申告書の住民税の欄で「自分で交付(普通徴収)」を選びます。副業分の住民税が会社の給与天引きに上乗せされなくなり、会社に通知がいきません。申告しないことで隠そうとするのは無申告加算税のリスクがあるだけなのでやめましょう。

Q. チップや指名料も売上になりますか?

なります。施術料だけでなく、指名料・チップ・延長料金もすべて事業の収入です。現金で受け取った分もその日のうちに記録する習慣をつけると漏れません。

Q. キャンセル料はどう処理しますか?

キャンセル料も収入として記帳します。なお施術をしていない対価なので、消費税の計算上は不課税になるという違いがあります(免税事業者のうちは気にしなくても大丈夫です)。

Q. 物販やワークショップの売上はどう申告しますか?

施術の売上と合わせて事業所得にまとめます。販売用の商品を自分で使った分(自家消費)も収入に計上し、売れ残った商品は年末に棚卸して売れた分だけを仕入経費にします。

Q. スクール代や資格取得費は経費になりますか?

今の仕事に関連する技術の習得やレベルアップなら研修費として経費になります。開業前に通ったスクール代は開業費として開業後に償却できます。仕事と関係のない趣味の講座は経費になりません。

Q. 自分が他店の施術を受けにいく費用は経費になりますか?

自分の疲れを取るためのリラクゼーションは経費になりません。体が資本の仕事でも、健康維持の費用は家事費です。一方、新しい手技の研究目的で受けて記録を残すなど、業務直結を説明できる場合は研修費の余地があります。施術で酷使する手のケア用品も、業務に直結する範囲なら消耗品費の余地があります。

Q. 施術ベッドやチェアの購入費はどうなりますか?

10万円未満なら買った年に一括で経費、10万円以上は減価償却で数年に分けます。青色申告なら30万円未満を一括で経費にできる特例も使えます。10万円以上の償却資産は毎年1月31日までの償却資産申告も忘れずに。

Q. 自宅サロンの家賃や光熱費はどこまで経費にできますか?

施術に使う部屋の広さや営業時間など、説明できる基準で按分した事業分だけ経費にできます。例えば家賃10万円で施術に使う部屋が4割なら4万円です。全額を入れるのも、怖くて全く入れないのももったいないので、按分を忘れずに。

Q. 家内労働者等の特例はセラピストも使えますか?

サロン1社と専属の業務委託で働いているなら使える可能性があります。自宅サロンや店舗で不特定多数に施術する働き方は対象外です。他に給与収入が65万円(令和8年分からは69万円)以上ある場合も使えません。

Q. 家内労働者等の特例と青色申告65万円控除は併用できますか?

併用できます。別の制度なので、両方の条件を満たせば合計で大きな控除になります。適用時は申告書第二表に「措法27」と記載し、計算書を添付します。

Q. 何年も申告していない場合はどうすればいいですか?

調査を待たず、自分から期限後申告するのが傷を浅くする方法です。自分から申告すれば無申告加算税が軽減されます。口座の入金履歴やサロンの支払記録から売上を集計し、量が多ければ税理士に相談しましょう。

Q. 家族に手伝ってもらった場合の給料は経費になりますか?

青色申告なら届出を出したうえで青色事業専従者給与として全額を経費にできます。白色申告は経費ではなく、配偶者86万円・その他の親族50万円を上限とする控除になります。

Q. セラピストに個人事業税はかかりますか?

あん摩マッサージ指圧師など資格に基づく施術は第3種事業(税率3%)です。無資格のリラクゼーションは法定業種に該当しないとして課税されないケースが多いですが、実態で判断され都道府県で差があります。所得290万円以下ならいずれにせよかかりません。

Q. インボイス登録は必要ですか?

お客様が一般の消費者中心なら、登録しなくても影響は小さい職種です。委託先のサロンから登録を求められた場合は、支払いへの影響を確認したうえで相談して決めましょう。登録する場合は2割特例や簡易課税(施術は第5種)で負担を抑えられます。

Q. 確定申告に必要な書類は何ですか?

売上の記録(予約台帳・日払いの明細など)・経費の領収書・各種控除証明書・マイナンバーカードです。帳簿は7年、その他の書類は5年の保存が必要です。

Q. 青色申告承認申請書はいつまでに出せばいいですか?

青色申告したい年の3月15日まで(その年の1月16日以降に開業した場合は開業から2か月以内)です。出し忘れるとその年は白色申告になります。

Q. 今使っている会計ソフトからデータを移行できますか?

できます。たとえばタックスナップはfreee・マネーフォワード・弥生・PayPayからのデータ移行に対応しています。年初から新しいアプリで始めるか、申告前に前年分をまとめて移すのがスムーズです。

Q. 簿記の知識がなくても青色申告65万円控除は取れますか?

取れます。複式簿記の帳簿は確定申告アプリが自動で作成するので、取引を入力するだけで要件を満たせます。e-Taxで提出すれば55万円ではなく65万円の控除になります。

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