【2026年最新】飲食店経営者におすすめの確定申告アプリ・会計ソフト4選を比較|タックスナップ・freee・マネーフォワード・やよい

飲食店経営者におすすめの確定申告アプリ・会計ソフト4選の料金や機能を比較。毎日の仕入れレシートやレジ締め、まかない・自家消費、軽減税率に対応するには、レシートの撮影上限と営業後に片づけられる手軽さが欠かせません。最安プランの料金や失敗しない4つの選定基準を整理し、店の規模に合ったアプリの選び方を解説します。

飲食店経営者におすすめの確定申告アプリ・会計ソフトは、毎日の仕入れレシートを上限なく撮影できるかと、営業後にスマホだけで片づけられるかの2点で選ぶのが結論です。タックスナップは、レシートのカメラ読み取りが枚数無制限で、営業後にスワイプするだけでその日の記帳が終わる確定申告アプリです。2026年の確定申告期間は全29日間App Storeの確定申告アプリで1位(Sensor Tower調べ)を獲得し、処理スピードは他の会計ソフトの約4倍(外部調査)、勘定科目の自動判定精度は9割以上です。本記事では主要4アプリの料金・機能・対応範囲を2026年9月25日時点の公式情報で比較します。

2026年に入り、個人経営の飲食店の確定申告は「毎日の記帳をためずに回せるか」で手間の差が大きく開いています。2027年4月からは食料品の消費税率を1%に引き下げる方針が閣議決定され(法案は未成立)、2027年分からは青色申告特別控除が最大75万円・紙提出は最大10万円に見直される予定です。そのため2026年のアプリ選びは、レシートの記帳・軽減税率の区分・消費税申告までを1つのアプリでつなげられるかが中心になっています。

目次

一目でわかる!飲食店経営者におすすめの確定申告アプリ・会計ソフトまとめ

確定申告アプリは「レシートを撮ってスマホで片づける」か「パソコンで入力やレジ連携を中心に進める」かで使い方が大きく異なります。以下は本記事の選定基準の1つである「営業後にスマホで片づけられる工程の多さ」の順に並べた一覧です。順位づけではなく、スマホだけで済む工程の多さを基準にした並びです。

  • タックスナップ:レシートのカメラ読み取りが枚数無制限で、スワイプで経費を振り分けるだけ。安心プランの丸投げ仕分けなら1,000件の経費処理が最短3秒、処理スピードは他の会計ソフトの約4倍、2026年確定申告期間の全29日間App Store確定申告アプリ1位。最安は年払いで月980円(税抜)。
  • freee:○×の質問に答えるだけで申告書を作れる初心者向けの設計で、Airレジ・スマレジなどPOSレジと連携できる。有料課金ユーザー企業数は71万(2026年3月末時点・個人事業主を含む)で、最安のスターターは年払いで月980円(税抜)。
  • マネーフォワード:銀行やクレジットカードなど2,300以上のサービスと連携(2024年2月自社調べ)。家計簿アプリ「マネーフォワード ME」とも連携でき、最安のパーソナルミニは年払いで月900円(税抜)。
  • やよいの青色申告:クラウド申告ソフトシェアNo.1(MM総研調べ・2026年3月末時点)、弥生シリーズの登録ユーザー数は400万を突破。最安のセルフプランは1年間無料で、その後は年11,800円(税抜)。
飲食店経営者向け確定申告アプリのタイプ別の選び方。営業後にスマホで片づけたい人はタックスナップ、スタッフを雇って多店舗化や法人化を見据える人はfreee、店のお金も家計も管理したい人はマネーフォワード、自宅のパソコンでじっくり派はやよいの青色申告を示した図解

得意領域は大きく4タイプに分かれます。自分の状況に当てはめると、候補になるアプリは次のとおりです。

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あなたの状況候補理由
仕入れレシートが毎日出るタックスナップタックスナップはレシート撮影が枚数無制限。freeeのスターターは月5枚、マネーフォワードのパーソナルミニは月15件まで
営業後にスマホだけで提出まで終えたいタックスナップ・freee・マネーフォワードやよいの青色申告は申告書の作成をパソコンで行う
課税事業者になる予定があるタックスナップ・やよいの青色申告freeeのスターターとマネーフォワードのパーソナルミニは消費税申告が使えない
店と家計をまとめて管理したいマネーフォワード2,300以上のサービスと連携
まず無料で始めたいやよいの青色申告やよいはセルフプランが1年間無料

当記事における確定申告アプリの評価・選定基準

本記事では、個人経営の飲食店の確定申告の手間に直結する2つの軸を中核に据え、公式情報のみで比較できる形に整理しました。評価は2026年9月25日時点の各社公式サイトの情報に基づきます。

どのような基準で確定申告アプリを評価しているか?

以下の2つの基準で評価しました。「失敗しない確定申告アプリの選び方」の4項目も、この2軸を土台にしています。

  • 仕入れレシートの撮影上限:業務スーパー・市場・酒販店と毎日出るレシートを、最安プランのまま撮影し続けられるかを確認します。上限の小さいプランは、毎日仕入れる店ではすぐに使い切ります。
  • 営業後にスマホで片づけられるか:レジ締めのあとに、記帳から申告書の作成、e-Taxでの提出までをパソコンを開かずに終えられるかを見極めます。

補足として、最安プランの料金、POSレジとの連携、消費税申告への対応、サポートの種類、各社が公開している実績の数値も参考情報として記載しています。

比較データの取得方法と更新体制

情報源は各社公式サイトで、取得日は2026年9月25日です。比較対象は4アプリで、料金と機能は原則として最安プラン同士で比べています。

確定申告アプリの料金やプランは、確定申告の時期に合わせて改定されることがあります。各社の実績の数値も、調査元や時点がそれぞれ異なります。そのため比較表の数値は取得日時点のものとし、申し込み前には各社公式サイトで最新の条件を確認する方法が確実です。

※数値の集計条件:各社の料金・機能・実績は各社が公開している値をそのまま記載し、調査元と時点を併記しています。タックスナップの数値は外部の調査機関による比較調査とSensor TowerのApp Storeランキングデータに基づきます。

そもそも確定申告アプリ(会計ソフト)とは?手書き・Excel・税理士との違い

確定申告アプリとは、日々の記帳から青色申告決算書・確定申告書の作成、e-Taxでの提出までをまとめて行えるソフトです。手書きやExcelが「レシートを見ながら自分で転記して集計する」方法なのに対し、確定申告アプリは「レシートを撮って自動で仕訳する」ことをゴールにします。

確定申告アプリの基本的な仕組み

確定申告アプリは、レシートや明細の取り込み、勘定科目の判定、帳簿の作成、申告書の作成、提出という段階を踏みます。飲食店が確定申告アプリを使うのは、このうち毎日発生する仕入れレシートの転記と判定を自動化するためです。

アプリが自動で作るのは、複式簿記の帳簿と決算書です。取引を1件ずつ確認していけば、簿記の知識がなくても青色申告65万円控除に必要な書類がそろいます。

手書き・Excel・税理士との決定的な違いとは?

方法は複数ありますが、記帳の手間と費用、申告書の作り方が異なります。違いを整理すると次のとおりです。

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方法記帳の手間申告書の作成費用の目安
手書き毎日のレシートを手作業で転記・集計自分で作成ほぼ0円
Excel手入力で転記、集計は関数自分で作成ほぼ0円
確定申告アプリレシート撮影と明細の自動取り込み・自動仕訳帳簿から自動作成年1.1〜3万円台
税理士記帳代行なら任せられる(仕訳件数で増額されやすい)税理士が作成年5〜20万円以上

いずれも申告の最終的な責任は本人にある点は共通しています。違いは、その手前の記帳と集計をどこまで手放せるかです。

なぜ今飲食店経営者に確定申告アプリが必要なのか?

飲食店は仕入れのレシートと日々の売上が毎日発生し、年明けに1年分をまとめて処理すると営業後の深夜作業が続くためです。個人事業主として店を経営している場合、売上から経費を引いた所得が、専業なら令和8年分(2026年分)で104万円超、会社勤めのかたわら間借りで店をやるような副業なら20万円超で確定申告が必要になります。

また、外部の調査機関による比較調査では、10分間で処理できる経費件数はタックスナップが平均518件で、手書きの約18倍、Excelの約40倍でした(出典)。毎日レシートが出る飲食店ほど、手作業との差は申告期にまとめて表れます。

確定申告が必要になる目安

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働き方確定申告が必要になる目安補足
専業で店を経営所得104万円超令和8年分(2026年分)の基準
会社員が間借りで副業副業の所得20万円超20万円以下でも住民税の申告は別途必要
雇われ店長(給与)原則不要年末調整で完結する

手作業の場合・アプリを使った場合の工数の比較

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工程手書き・Excel確定申告アプリ
仕入れレシート1枚ずつ見ながら転記カメラで撮って自動で読み取り
勘定科目の判定自分で判断して記入AIが自動判定、人は確認だけ
売上の記帳レジ締めの金額を転記1日1件の入力、またはPOSレジ連携
帳簿と決算書集計して自分で作成仕訳から自動作成
提出申告書を作成して郵送・持参e-Taxで提出(アプリにより異なる)

この対比が示す要点は明確です。飲食店の確定申告は、毎日の仕入れレシートをためずに処理できるかで手間が決まります。

\ AppStoreの確定申告アプリで1位 /

確定申告アプリが提供する主な機能とできること

確定申告アプリの機能は、記帳の自動化・申告書の作成と提出・軽減税率と消費税への対応・判断のサポートの4領域に大別されます。どこまで最安プランに含まれるかがアプリごとに異なるため、事前の確認が必須です。

レシート読み取りと口座・カード連携による記帳の自動化

紙のレシートをカメラで読み取り、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込んで、勘定科目を判定して仕訳にする機能です。飲食店の経費は業務スーパー・市場・酒販店の仕入れと割り箸や洗剤などの消耗品が中心で、レシートの枚数が毎日積み重なります。

例として、タックスナップはレシートのカメラ読み取りが枚数無制限(カンタンプラン以上)で、読み取った内容をスワイプで経費かプライベートかに振り分けるだけです。freeeの最安のスターターはレシート撮影が月5枚まで、マネーフォワードの最安のパーソナルミニは月15件まで、やよいの青色申告は「スマート取引取込」でレシートや明細を自動仕訳します。

自動化できる主な作業は次のとおりです。

  • 仕入れや消耗品のレシートのカメラ読み取り
  • 銀行口座・クレジットカードの明細の取り込み
  • 勘定科目の自動判定と仕訳の作成
  • 店舗の家賃や光熱費など毎月の支払いの自動計上

レシートや明細を取り込むと、アプリが次のような仕訳に変換します。自家消費は経費ではなく売上として計上する点が飲食店特有です。

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取引借方貸方金額
業務スーパーで食材を現金で購入仕入高現金8,000円
酒販店への月末締めの支払い(納品時)仕入高買掛金30,000円
1日の現金売上をレジ締め現金売上高85,000円
自分や家族が店の料理を食べた事業主貸家事消費等1,500円
仕訳の例(仕入れ・売上・自家消費)

青色申告の帳簿・決算書の作成とe-Taxでの提出

仕訳から複式簿記の帳簿と青色申告決算書を作り、確定申告書にまとめて提出する機能です。4アプリはいずれも青色申告(65万円控除)に対応しています。ただし、やよいの青色申告は確定申告書や青色申告決算書の作成をWindowsかMacのパソコンで行い、スマホアプリでは作成できません。

控除額と主な要件は次のとおりです(国税庁 No.2072)。

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控除額主な要件
65万円複式簿記での記帳+貸借対照表・損益計算書の添付+期限内申告+e-Tax申告または優良な電子帳簿保存
55万円複式簿記での記帳+貸借対照表・損益計算書の添付+期限内申告
10万円上記に当てはまらない青色申告(簡易な記帳)

所得税と住民税を合わせた税率が約30%の人なら、65万円控除で約19.5万円の節税になります。青色申告には、赤字を翌年以後3年間繰り越せる特典と、生計をともにする家族への給料を経費にできる青色事業専従者給与(事前の届出が必要)もあり、内装工事で赤字になりやすい開業初年度や家族経営の店に効きます。なお2027年(令和9年分)からは、「優良な電子帳簿」などの要件を満たすと控除額が最大75万円に引き上げられ、紙提出の控除は最大10万円に縮む予定です。改正の詳細はこちらの記事で解説しています。

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スマホでe-Tax提出するときの手順

  1. マイナンバーカードと、カードの読み取りに対応したスマホを用意する
  2. 12月31日の棚卸の金額を入力し、1年分の帳簿を確認する
  3. アプリで青色申告決算書と確定申告書を作成する
  4. アプリの提出画面でマイナンバーカードを読み取り、署名用電子証明書のパスワード(英数字6〜16桁)を入力して送信する
  5. 受付結果を保存し、控えとして残しておく

軽減税率の区分と消費税申告への対応

課税事業者になった場合に、税率ごとの区分経理と消費税の申告書まで作れる機能です。飲食店は店内飲食が10%、テイクアウトや出前が8%、食材の仕入れが8%と、複数の税率が混ざる代表的な業種です。

例として、タックスナップはインボイスの2割特例を含む消費税申告に対応しており、課税事業者になった年もアプリだけで申告できます。マネーフォワードは最安のパーソナルミニでは消費税申告を利用できず、消費税申告書の作成はWeb版のみの対応です。freeeはスタンダードプラン以上、やよいの青色申告は全プランで消費税申告に対応しています。

2027年4月からの飲食店の消費税率の予定

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取引現在の税率2027年4月からの予定
店内飲食の売上10%10%(変わらない)
テイクアウト・出前の売上(酒類を除く)8%1%(法案成立が前提)
食材の仕入れ(酒類を除く)8%1%(法案成立が前提)
割り箸・洗剤など消耗品の仕入れ10%10%(変わらない)

まかないや自家消費の判断サポート

「まかないは経費になる?」「自分が食べた分はどうする?」と迷ったときに確認できるチャットや有人相談、ほかのユーザーの処理を参考にできる機能です。判断を間違えたまま1年分積み重なると、あとから直すのは大変です。

例として、タックスナップは同じ職種の判断を参考にできる「みんなはどうしてる」機能と、24時間のAIチャット・LINEでの専門スタッフ相談(カンタンプラン以上)を提供しています。freee・マネーフォワードも最安プランでチャット・メールサポートがあり、やよいの青色申告は電話サポート付きのプランがあり、弥生カスタマーセンターのお客さま満足度は88%(2025年9月自社調べ)です。

飲食店で迷いやすい場面の判断目安

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迷いやすい場面判断の目安
自分や家族が店の料理を食べた経費ではなく自家消費として売上に計上
従業員にまかないを出した条件を満たせば福利厚生費、満たさなければ給与
カード・QR決済の売上手数料が引かれる前の総額で売上、手数料は支払手数料
デリバリーサイト・予約サイトの手数料支払手数料として経費
酒屋への月末締めの支払い納品日で仕入れと買掛金に計上し、支払ったときに口座の明細で消し込む

失敗しない確定申告アプリの選び方|4つの比較ポイント

確定申告アプリ選びは「仕入れレシートの撮影上限」と「営業後にスマホで片づけられるか」の2軸を、4つの具体的な確認項目に落とし込むと失敗しにくくなります。いずれも無料トライアル中に確認できる項目に限定しています。

飲食店経営者が確定申告アプリを選ぶ4つの基準(現金とキャッシュレスが混ざる売上の記帳・毎日の仕入れレシートの処理・軽減税率の区分と消費税申告・まかないや自家消費の判断)を示した図解

毎日の仕入れレシートを上限なく撮影できるか?

飲食店は業務スーパー・市場・酒販店・ドラッグストアと、仕入れや消耗品のレシートが毎日出る職種です。確認方法として、無料トライアルで1週間分のレシートを撮影し、最安プランの上限に届かないか、読み取りの精度が十分かを見ます。

タックスナップはレシート撮影が枚数無制限で、ためこんだ分も安心プランの丸投げ仕分けなら1,000件を最短3秒で処理します。freeeの最安のスターターは月5枚、マネーフォワードの最安のパーソナルミニは月15件までなので、毎日仕入れる店は上位プランを前提に比べる必要があります。

現金とキャッシュレスが混ざる売上を記帳しやすいか?

飲食店の売上は、現金・クレジットカード・QR決済・デリバリーサイトの入金と、受け取り方がバラバラです。確認方法として、毎日のレジ締めの数字をそのまま1日1件で入力できるか、使っているPOSレジと連携できるかを確かめます。

POSレジを使っていない小さな店なら、レジ締めの数字を1日1件記帳するシンプルな運用でも十分回ります。freeeはAirレジ・スマレジなどPOSレジとの連携に対応しており、POSレジで売上を管理している店は連携の対象製品を先に確認してください。

飲食店の売上の受け取り方ごとの記帳のしかた

  1. 現金は、毎日のレジ締めの金額をそのまま売上に計上する
  2. クレジットカード・QR決済は、手数料が引かれる前の総額で売上に計上する
  3. 決済会社の手数料は、支払手数料として経費に計上する
  4. デリバリーサイトは、料理代金の総額で売上、サイトの手数料は支払手数料にする
  5. 月をまたぐ入金は、入金日ではなく料理を提供した日ベースで売上に計上する

まかないや自家消費の判断に迷ったとき確認できるか?

飲食店は、店の食材を店の人間が食べたときの処理に迷う場面が多い職種です。確認方法として、チャット・LINE・電話のどのサポートがどのプランに含まれるかを料金ページで確認します。

タックスナップは同じ職種の判断を参考にできる「みんなはどうしてる」機能を、やよいの青色申告は電話サポート付きのプランを提供しています。

軽減税率と消費税申告に対応しているか?

課税事業者になると、店内飲食10%・テイクアウト8%の区分経理と消費税の申告が必要になります。確認方法として、最安プランで消費税申告書まで作れるか、2割特例や簡易課税に対応しているかを公式サイトで確認します。

freeeは最安のスターター、マネーフォワードは最安のパーソナルミニでは消費税申告を利用できないため、課税事業者になる予定があれば上位プランを前提に比べる必要があります。

候補のアプリを無料トライアルで試すときのチェックシート(5項目)

申し込む前に、候補のアプリを無料トライアルで試しながら、次の5項目を確かめてください。

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確認項目確認の意図
1週間分の仕入れレシートを最安プランのまま撮影できますか撮影上限に届かないかを確認する
レシートの読み取り結果は修正なしで使えますか手作業で直す量を把握する
レジ締めの売上を1日1件で入力できますか毎日の記帳にかかる時間を確認する
申告書の作成と提出はスマホだけで終わりますかパソコンが必要な場面を確認する
最安プランで消費税申告まで対応していますか課税事業者になった後の追加費用を把握する

5項目のうち2つ以上「いいえ」なら、そのアプリでは営業後の記帳に手作業が残りやすくなります。別のタイプのアプリも試してから決めてください。

\ AppStoreの確定申告アプリで1位 /

確定申告アプリ4社の徹底比較表(料金・特徴・向いている人)

以下は4アプリを、本記事の選定基準のうち「営業後にスマホで片づけられる工程の多さ」の順に並べた比較表です。料金は最安プランの年払い・税抜で記載しています。

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アプリ名料金(最安・年払い・税抜)特徴向いている人
タックスナップカンタンプラン 月980円(無料トライアルあり・控除のみの無料プランあり)レシート撮影が枚数無制限。スワイプで振り分けるだけで、処理スピードは他の会計ソフトの約4倍仕入れレシートを営業後にスマホで片づけたい店主
freeeスターター 月980円(年11,760円)○×の質問に答えるだけで申告書を作成。POSレジ連携と人事労務のサービスがそろうアルバイトを雇い、2店舗目や法人化まで考えている店主
マネーフォワードパーソナルミニ 月900円(年10,800円)2,300以上のサービスと連携。家計簿アプリと連携してお金全体を管理店の収支と家計をまとめて数字で見たい店主
やよいの青色申告セルフプラン 1年間無料、その後年11,800円クラウド申告ソフトシェアNo.1(MM総研調べ)。電話サポート付きのプランあり定休日にパソコンでじっくり進めたい・まず無料で始めたい店主

※料金・サービス内容・実績は2026年9月25日時点の公式情報をもとに作成。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。

確定申告アプリ4社の機能比較(最安プラン同士)

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アプリ名レシート撮影上限(最安プラン)スマホでの申告書作成・提出インボイス・消費税申告月額(最安・年払い・税抜)
タックスナップ無制限○ アプリだけで記帳から申告書の作成・提出まで
(マイナンバーカードで直接提出)
○ 消費税申告に対応
(2割特例もOK)
980円
無料トライアルあり
freee月5枚○ スマホアプリで申告書の作成・電子申告に対応△ 最安のスターターは対象外
(スタンダード以上)
980円
無料お試しあり
マネーフォワード月15件
(超過は上位プランへ)
○ スマホアプリで申告書の作成・電子申告に対応△ 最安のパーソナルミニは対象外900円
無料トライアルあり
やよいの青色申告対応
(上限の公表なし)
△ 申告書の作成はパソコンで行う○ 全プランで対応約983円(年11,800円)
1年間無料

4社の料金・上限・サポートの横断整理

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観点公式情報から読み取れる傾向
最安の料金4アプリとも年払いで月1,000円前後。やよいの青色申告のセルフプランは1年間無料
レシート撮影の上限タックスナップは無制限。freeeは月5枚、マネーフォワードは月15件
スマホでの申告書作成・提出タックスナップ・freee・マネーフォワードはスマホで作成から提出まで対応。やよいの青色申告は申告書の作成をパソコンで行う
消費税申告freeeは最安のスターター、マネーフォワードは最安のパーソナルミニでは利用不可。タックスナップは2割特例に対応、やよいの青色申告は全プランで対応
サポートタックスナップはLINEで専門スタッフに相談(カンタンプラン以上)。freee・マネーフォワードも最安プランでチャット・メールサポートあり。やよいの青色申告は電話サポート付きのプランあり
公開されている実績タックスナップは全29日間App Store1位、freeeは有料課金ユーザー企業数71万、マネーフォワードは2,300以上のサービスと連携、やよいの青色申告はシェアNo.1

【2026年最新】飲食店経営者におすすめの確定申告アプリ4選

ここからは4アプリを1つずつ、特徴・料金・基本情報・おすすめの人の同一フォーマットで紹介します。並び順は比較表と同じく、営業後にスマホで片づけられる工程の多さの順です。

毎日の仕入れレシートを営業後にサクッと片づけたいならタックスナップ

タックスナップは、2026年の確定申告期間の全29日間App Storeの確定申告アプリで1位を獲得し、処理スピードは他の会計ソフトの約4倍、勘定科目の自動判定精度は9割以上の実績を公開しています。レシートのカメラ読み取りが枚数無制限で、ワンオペで日々の記帳に時間を割けない飲食店経営者に向いています。

タックスナップは記帳を「入力」ではなく「確認」の作業に変える設計です。営業後のレジ締めのあとにレシートを撮り、左右のスワイプ(右=経費・左=プライベート)で振り分ければ、その日の分はその日のうちに終わります。ためこんだレシートも、安心プランの丸投げ仕分けなら1,000件を最短3秒で処理します。

機能は「記帳・申告書の作成・提出・税務チェック」の4段階で構成されます。登録者40万人超の税理士YouTuber・ヒロ税理士が監修した税務調査リスクチェックで、提出前に内容を確認できます。安心プランには、追徴課税時に対象年分の利用料を全額返金する保証もあります。詳細はタックスナップの公式サイトで確認できます。

実績・数字

外部の調査機関による比較調査では、10分間で処理できる経費件数が平均518件で、他の会計ソフトの約4倍、手書きの約18倍、Excelの約40倍でした(出典)。Sensor TowerのApp Storeランキングデータによると、2026年2月16日〜3月16日の確定申告期間に、確定申告アプリの中で全期間1位を獲得しています。対象には大手会計ソフトのアプリも含まれます。

freee・マネーフォワード・弥生・PayPayからのデータ移行にも対応しており、最短5分で乗り換えられます。

料金

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プラン名内容料金(税抜)
無料プラン控除のみ・雑所得の申告0円
カンタンプランスワイプ仕分け・AI判定・レシート読み取り無制限・LINE相談年払いで月980円(年11,760円)
安心プランカンタンプラン+丸投げ仕分け・税務調査リスクチェック・全額返金保証年29,800円

※Webから申し込む場合の料金です。

基本情報

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項目内容
提供会社株式会社タックスナップ
公式サイトhttps://taxnap.com/
対応端末スマホ(記帳から申告書の作成・提出まで完結)
得意領域レシート読み取り(枚数無制限)、スマホ完結の確定申告、消費税申告(2割特例対応)
実績2026年確定申告期間の全29日間App Store確定申告アプリ1位、処理スピードは他の会計ソフトの約4倍

こんな人におすすめ

閉店後にパソコンを開く気力が残っていない店主、仕入れや消耗品のレシートが毎日出てためこみがちな店主、一人店やワンオペで帳簿付けの時間を極力減らしたい店主、まかないや自家消費の処理に迷いやすい店主にはタックスナップが適しています。一方、POSレジの売上データを自動で取り込みたい人や、法人として申告したい人には向きません。

スタッフを雇って多店舗化や法人化まで見据えるならfreee

freeeは○×の質問に答える形式で申告書を作れる、初心者向けの設計が特徴の会計ソフトで、有料課金ユーザー企業数は71万(2026年3月末時点・個人事業主を含む)です。人を雇って店を大きくしていきたい飲食店経営者に向いています。

Airレジ・スマレジなどPOSレジとの連携で売上データを自動で取り込め、給与計算や年末調整など人事労務のサービスも同一ブランドでそろいます。スマホだけで取引の登録から確定申告書類の作成・提出まで行え、Web版もアプリ版もe-Taxに対応しています。

料金

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プラン名内容料金(税抜)
スターター確定申告に必要な最低限の機能(レシート撮影は月5枚まで・消費税申告は対象外)年払いで月980円(年11,760円)
スタンダード以上消費税申告など公式サイトで確認

基本情報

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項目内容
提供会社フリー株式会社
公式サイトhttps://www.freee.co.jp/personal-business/accounting/
対応端末パソコン・スマホアプリ(どちらもe-Tax対応)
得意領域質問形式での申告書作成、POSレジ連携、人事労務、法人化への移行
実績有料課金ユーザー企業数71万(2026年3月末時点・個人事業主を含む)

こんな人におすすめ

アルバイトを雇っていて給与計算までまとめて効率化したい店主、2店舗目や法人化まで考えている店主に向いています。一方、最安のスターターのまま毎日の仕入れレシートを撮影したい人は、上限の月5枚に注意が必要です。

店のお金も家計もまとめて管理したいならマネーフォワード

マネーフォワード クラウド確定申告は、銀行やクレジットカードなど2,300以上のサービスと連携できる(2024年2月自社調べ)会計ソフトです。クラウド確定申告ソフトの満足度No.1(2020年10月自社調べ)も公開しています。事業とプライベートをまとめて数字で管理したい飲食店経営者に向いています。

家計簿アプリ「マネーフォワード ME」と連携してお金全体を一元管理でき、レポートやグラフで収支の推移を確認しやすい点が特徴です。スマホアプリで仕訳・確定申告書の作成・電子申告ができ、電子申告にはマイナンバーカードとカードの読み取りに対応したスマホが必要です。

料金

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プラン名内容料金(税抜)
パーソナルミニ記帳・申告書の作成(レシート月15件まで・消費税申告は利用不可)年払いで月900円(年10,800円)
上位プラン消費税申告など公式サイトで確認

基本情報

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項目内容
提供会社株式会社マネーフォワード
公式サイトhttps://biz.moneyforward.com/tax_return/
対応端末パソコン・スマホアプリ(消費税申告書の作成はWeb版のみ)
得意領域銀行・カードなどの金融関連サービス連携、資産管理
実績2,300以上のサービスと連携(2024年2月自社調べ)

こんな人におすすめ

店の収支と家計をまとめて数字で見たい店主、口座やカードの数が多く自動取得を重視したい店主に向いています。一方、毎日の仕入れレシートを最安プランで撮影したい人や、課税事業者として消費税申告が必要な人は、パーソナルミニの上限と対象外の機能に注意が必要です。

自宅のパソコンでじっくり進めたいならやよいの青色申告

やよいの青色申告 オンラインは、クラウド申告ソフトシェアNo.1(MM総研「クラウド会計ソフトの利用状況調査」2026年3月末時点)を公開している会計ソフトです。弥生シリーズの登録ユーザー数は400万を突破しており(2026年3月現在)、閉店後や定休日に自宅のパソコンで腰を据えて経理をしたい店主や、まず無料で始めたい店主に向いています。

セルフプラン・ベーシックプランは1年間無料で始められ、3プランとも機能は同じでサポートの範囲が異なります。スマホアプリ「弥生 申告」では日々の取引入力やレシートの取り込みができ、確定申告書と青色申告決算書の作成はWindowsかMacのパソコンで行います。

料金

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プラン名内容料金(税抜)
セルフプラン記帳・申告書の作成1年間無料、その後年11,800円
ベーシックプラン機能はセルフプランと同じ(サポート付き)1年間無料、その後年22,800円
トータルプラン機能はセルフプランと同じ(サポート付き)初年度年19,800円、次年度以降年39,600円

※初年度の優待価格の利用には、自動更新の決済方法(口座振替またはクレジットカード)の登録が必要です。

基本情報

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項目内容
提供会社弥生株式会社
公式サイトhttps://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/
対応端末パソコン(申告書の作成)、スマホアプリ(取引入力・レシート取り込み)
得意領域会計ソフトとしての実績、電話サポート、全プランで消費税申告に対応
実績クラウド申告ソフトシェアNo.1(MM総研調べ・2026年3月末時点)、弥生シリーズ登録ユーザー数400万突破

こんな人におすすめ

定休日にパソコンでまとめて処理するリズムが合う店主、まず1年間無料で始めて様子を見たい店主に向いています。一方、営業後にスマホだけで記帳から提出まで終わらせたい人には向きません。

\ AppStoreの確定申告アプリで1位 /

確定申告アプリと税理士の費用相場と料金体系ごとの内訳

確定申告アプリの費用相場は年1.1〜3万円台です。税理士は年商500万円未満の場合、申告書作成のみで5〜10万円、記帳から丸ごと任せると10〜15万円が目安です(出典:freee「個人事業主が税理士に確定申告を依頼する費用相場」)。記帳代行は仕訳の件数で料金が決まることが多く、毎日の売上と仕入れが発生する飲食店は件数がかさみがちです。

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依頼内容費用の目安備考
確定申告アプリで自分でやる年1.1〜3万円台利用料は全額経費。やよいの青色申告のセルフプランは1年間無料
税理士に申告書作成のみ依頼年商500万円未満で5〜10万円、500万〜1,000万円で10〜15万円2〜3月の繁忙期は新規の依頼を断られやすい
税理士に記帳から依頼年商500万円未満で10〜15万円、500万〜1,000万円で15〜20万円仕訳件数で増額されやすい
税理士と顧問契約月額1万円程度、記帳代行込みで月額3万円程度出典:弥生の解説記事

確定申告アプリで自分でやる場合の相場

主要4アプリの最安プランは年額約1.1〜1.2万円(税抜)からで、上位プランでも年3万円台に収まります(記帳代行つきのプランを除く)。確定申告アプリの利用料は全額を必要経費にできます。

税理士に申告書作成だけ依頼する場合の相場

年商500万円未満なら5〜10万円、500万〜1,000万円なら10〜15万円が目安です。税理士報酬は事務所ごとに自由に設定されており、同じ依頼内容でも差がつきます。

税理士に記帳から丸ごと任せる場合の相場

記帳代行と申告書作成をまとめて依頼する場合は、年商500万円未満で10〜15万円、500万〜1,000万円で15〜20万円が目安です。毎日の仕入れと売上がある飲食店は仕訳の件数が多く、記帳代行料が上乗せされやすくなります。

作業時間と費用の考え方

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方法主な作業費用考え方
確定申告アプリレシート撮影・明細の確認・申告書の提出年1.1〜3万円台営業後の作業時間と利用料の合計で比べる
税理士(申告書作成のみ)記帳・書類の受け渡し5〜15万円記帳は自分で行う前提
税理士(記帳から依頼)レシートの受け渡しのみ10〜20万円作業時間はほぼゼロだが仕訳件数で増額されやすい

費用対効果を見るときは、営業後に記帳へ使う時間を実質のコストとして、利用料と比べます。アプリでレシート処理を自動化すれば作業時間そのものが縮むため、仕入れの回数が多い店ほど差が大きくなります。

税理士に頼んだほうがいいのはどんな場合?

売上が1,000万円を超える・無申告が数年分たまっている・税務調査の連絡が来た、のどれかに当てはまるなら税理士が安心です。特に2027年に食料品の消費税率が変われば、課税事業者の飲食店は申告方式の選択で納税額が変わる可能性があり、税理士に相談する価値が上がります。

なお、前年の所得をもとに計算した予定納税基準額が15万円以上になると、予定納税として7月と11月に税金の前払いが発生します(国税庁 No.2040)。繁盛した年の翌年は資金繰りに影響するので、頭に入れておきましょう。

飲食店経営者の確定申告で注意したいポイント

ここからはアプリ選びとセットで押さえておきたい、飲食店ならではの税務の注意点を整理します。

売上は現金もキャッシュレスも毎日のレジ締めベースで記帳

現金商売の飲食店は、税務調査で売上を重点的に確認されやすい業種です。調査官は客として来店し、客単価と席数と回転数からその店の売上を推計して、申告された売上と大きな差がないかを見ることもあります。

毎日のレジ締めの数字をそのまま記帳に残し、レジやPOSの記録と帳簿が一致している状態を保つことが最大の防御策です。事前の連絡なしに店を訪れて、その日の現金を確認する調査もあります。

まかないと自家消費の処理

飲食店のまかないと自家消費の処理の分岐図。自分や家族が食べた分は自家消費として売上に計上し、従業員のまかないは半額以上の本人負担と店の負担が月7,500円以下の条件を満たせば福利厚生費、満たさなければ給与扱いになることを示した図解

飲食店に特有なのが、店の食材を店の人間が食べたときの処理です。自分や家族が店の料理や食材を食べた分は、経費にするのではなく「自家消費」として売上に計上します。金額は原則として通常の販売価格ですが、帳簿に記載すれば、販売価格のおおむね70%か仕入れ値のいずれか高い方の金額以上でも認められます(国税庁 所得税基本通達39-2)。

従業員に出すまかないはルールが別です。従業員が食事代の半額以上を負担し、店の負担が1人あたり月7,500円以下(税抜)なら、店の負担分を福利厚生費にできます(国税庁 No.2594。この上限は2026年の税制改正で3,500円から7,500円に引き上げられ、2026年4月以後に支給する食事から適用されます)。

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食べた人処理条件
自分・家族自家消費として売上に計上販売価格のおおむね70%か仕入れ値の高い方
従業員(条件を満たす)店の負担分は福利厚生費本人が半額以上負担かつ店の負担が月7,500円以下
従業員(条件を満たさない)給与扱い源泉徴収の対象

自家消費の計算例

  1. 自分や家族が食べた料理の通常の販売価格を記録する(例:定食1,200円)
  2. 販売価格の70%を計算する(1,200円×70%=840円)
  3. 仕入れ値を確認する(例:食材の仕入れ値500円)
  4. 高い方の840円を自家消費として売上に計上する
  5. 月末にまとめて集計し、青色申告決算書の「家事消費等」の欄に反映する

飲食店の経費一覧と年末の棚卸

飲食店の経費の中心は、食材・ドリンクの仕入れ・人件費・店舗の家賃の3つです。主な経費は次のように分類できます。

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勘定科目具体例
仕入高食材・ドリンクの仕入れ
給料賃金アルバイト・従業員の給与
専従者給与生計をともにする家族への給与(青色・届出制)
地代家賃店舗の家賃
水道光熱費店の電気・ガス・水道
広告宣伝費グルメサイト掲載料・チラシ・看板
支払手数料キャッシュレス決済の手数料・予約サイトの手数料
消耗品費割り箸・おしぼり・包材・洗剤・食器
修繕費設備・店舗の修理
減価償却費厨房設備・内装工事(10万円以上)
福利厚生費従業員のまかない(条件つき)・健康診断
租税公課個人事業税・収入印紙
損害保険料店舗の火災保険・PL保険

厨房設備や内装工事など10万円以上の資産は、買った年に全額を経費にせず減価償却で数年に分けて経費にします(青色申告なら30万円未満(令和8年4月1日以後の取得は40万円未満)を一括で経費にできる特例あり)。開業した年は、開業前にかかった支出を開業費として処理できます。

あわせて年末には棚卸が必要です。12月31日時点で残っている食材やドリンクの在庫は、その年の売上原価から除きます(売上原価=年初の在庫+1年間の仕入れ−年末の在庫)。在庫があるはずの飲食店なのに決算書に棚卸高の記載がないと、税務調査で目をつけられやすくなります。

なお、飲食店業は個人事業税(第1種事業・税率5%)の対象ですが、事業主控除が年290万円あるため、所得290万円以下(青色申告特別控除を引く前の事業所得で判定)ならかかりません。

インボイスと無申告のリスク

インボイス(適格請求書)は、会社の接待や会食で領収書を求められる店なら登録を検討する価値がありますが、個人のお客さん中心の店なら急いで登録する必要はないのが実情です。登録して課税事業者になると消費税の申告が必要になるので、売上税額の2割を納める2割特例(個人は令和8年分まで)の対象になるか確認しましょう。

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選択肢消費税の納め方向いているケース
免税事業者のまま納税なし個人のお客さん中心で登録を求められない
2割特例(個人は令和8年分まで)売上にかかる消費税の2割を納める登録したばかりの元免税事業者
簡易課税店内飲食・出前は第4種(60%)、自店で調理した持ち帰りは第3種(70%)のみなし仕入率で計算事前に届出を出し、計算を簡単にしたい
本則課税実際に払った消費税を差し引いて計算食材の仕入れや設備投資が大きい店

なお、インボイス登録をしていなくても、2年前(基準期間)の課税売上高が1,000万円を超えた年は課税事業者になります。前年1〜6月の課税売上高と給与の支払額がともに1,000万円を超えた場合も同じです。2027年4月からの食料品1%への引き下げ方針と届出の期限は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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無申告のリスクも見過ごせません。現金商売でも、仕入れ先や決済会社の記録、調査官の内偵などから売上は把握されます。申告をしないままにすると延滞税や無申告加算税の対象になるうえ、きちんと申告した実績は、店舗の改装や2店舗目で融資を受けるときの信用になります。

確定申告アプリを使う際の注意点とよくある失敗例

確定申告アプリで失敗する要因は、レシートのためこみ・自家消費の計上漏れ・棚卸の忘れの3つに集約されます。最初の設定と毎日の小さな習慣を決めておくと、多くのトラブルは回避できます。

撮影上限の小さいプランを選んで途中から手入力に戻る

最安プランのレシート撮影上限は、アプリによって月5枚から無制限まで大差があります。毎日仕入れる店が上限の小さいプランを選ぶと、月の途中で撮影できなくなり、結局手入力に戻ってしまいます。

回避策として、無料トライアル中に1週間分のレシートを撮り、1か月分の枚数を見積もってからプランを選びます。

自分や家族が食べた分を売上に入れず家事消費等の欄が空欄になる

飲食店なのに青色申告決算書の「家事消費等」の欄が空欄だと、税務調査で確認されやすいポイントになります。自家消費は経費ではなく売上として計上する必要があります。

回避策として、自分や家族が食べた分をその日のうちに記録し、月末にまとめて自家消費として計上します。

12月31日の棚卸を忘れて売上原価が実際より大きくなる

年末に残っている食材やドリンクの在庫を数えないと、売上原価が実際より大きくなり、申告内容がずれます。在庫のある業種で棚卸高の記載がないと、税務調査で目をつけられやすくなります。

回避策として、年末の営業最終日に在庫を数える予定を先に入れておき、仕入れ値で金額を出して記録します。

アプリに任せきりにして最終確認をしない

アプリは記帳と申告書の作成を自動化してくれますが、最終的な内容の確認と税務の判断は自分の責任で行う必要があります。レシートの読み取り結果やAIの仕訳結果は、提出前にひととおり見直すことが欠かせません。

消費税の申告方式の選択や法人化の判断は、アプリの守備範囲を超えます。そうした場面では税理士に相談した方が確実です。

毎日と毎月の運用例

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項目設定例
レシートの撮影毎日、レジ締めのついでにその日の仕入れレシートを撮る
売上の記帳毎日、レジ締めの金額を1日1件で入力する
自家消費の記録食べたその日に記録し、月末にまとめて計上する
提出前の確認税務調査リスクチェックなどで申告内容を見直す
提出2月中を目安にe-Taxで提出し、期限内申告で65万円控除の要件を満たす

1年の確定申告スケジュール

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時期やること
1月〜12月毎日レシートを撮り、レジ締めの売上を記帳する
2月16日〜3月15日前年分の確定申告書を提出し、所得税を納付する
3月15日青色申告を始めたい年の青色申告承認申請書の提出期限(1月16日以後に開業した場合は開業日から2か月以内)
3月31日課税事業者は前年分の消費税の申告・納付期限
7月・11月予定納税の対象なら税金の前払い(予定納税基準額15万円以上)
12月31日食材・ドリンク・包材の在庫を棚卸し、仕入れ値で金額を記録する

飲食店経営者の確定申告アプリに関するよくある質問(FAQ)

確定申告アプリを選ぶ前に多く寄せられる質問を、アプリ選び・費用・税務の観点で整理しました。

Q. 飲食店経営者におすすめの確定申告アプリはどれですか?

毎日の仕入れレシートを営業後にスマホで片づけたいなら、タックスナップが候補になります。タックスナップはレシート撮影が枚数無制限で、処理スピードは他の会計ソフトの約4倍です。スタッフを雇って多店舗化を見据えるならfreee、お金全体の管理ならマネーフォワード、パソコン派ならやよいの青色申告が候補になります。

Q. 確定申告アプリの費用はいくらですか?

主要4アプリの最安プランは年額約1.1〜1.2万円(税抜)からで、上位プランでも年3万円台です(記帳代行つきのプランを除く)。税理士に申告書作成だけ頼む場合の5〜10万円程度(年商500万円未満)と比べて安く、利用料は全額を必要経費にできます。

Q. タックスナップの料金はいくらですか?

カンタンプランは年払いで月980円(年11,760円・税抜)です。丸投げ仕分けや税務調査リスクチェックが付く安心プランは年29,800円(税抜)で、いずれもWebから申し込む場合の料金です。

Q. freeeの料金はいくらですか?

最安のスタータープランは年払いで月980円(年11,760円・税抜)、月払いなら月1,780円(税抜)です。スターターのレシート撮影は月5枚まで、消費税申告はスタンダード以上のプランが対象です。

Q. 毎日レシートが出る店に向いている確定申告アプリはどれですか?

最安プランでレシート撮影が枚数無制限なのはタックスナップです。freeeの最安のスターターは月5枚、マネーフォワードの最安のパーソナルミニは月15件までなので、毎日仕入れる店は上位プランを前提に比べる必要があります。

Q. POSレジと連携できる確定申告アプリはありますか?

freeeはAirレジ・スマレジなどPOSレジとの連携に対応しています。POSレジを使っていない小さな店なら、レジ締めの数字を1日1件記帳するシンプルな運用でも十分回ります。

Q. 最安プランで消費税申告ができるアプリはどれですか?

タックスナップは2割特例を含む消費税申告に対応し、やよいの青色申告は全プランで消費税申告に対応しています。freeeの最安のスターターとマネーフォワードの最安のパーソナルミニは消費税申告の対象外です。

Q. やよいの青色申告はスマホだけで確定申告できますか?

スマホアプリでは日々の取引入力やレシートの取り込みができますが、確定申告書と青色申告決算書の作成はWindowsかMacのパソコンで行います。営業後にスマホだけで提出まで終えたいなら、タックスナップ・freee・マネーフォワードが候補になります。

Q. freee・マネーフォワードとタックスナップの違いは何ですか?

タックスナップはレシート処理の手軽さとスマホ完結に特化し、freeeはPOSレジ連携と人事労務、マネーフォワードは2,300以上のサービス連携と資産管理に強みがあります。タックスナップは、freee・マネーフォワード・弥生・PayPayのデータを最短5分で移行できます。

Q. スマホだけで確定申告は終わりますか?

終わります。タックスナップはマイナンバーカードを使えばアプリから直接提出でき、事業所得のみなどシンプルなケースなら申告書の作成・提出は30分〜が目安です。やよいの青色申告は申告書の作成をパソコンで行います。

Q. 無料で使える確定申告アプリはありますか?

あります。やよいの青色申告のセルフプランは1年間無料で、ほかの3アプリにも無料で試せる期間があります。タックスナップは控除のみ・雑所得の申告なら無料プランで対応できます。

Q. 何社くらい比較すべきですか?

タイプの異なる2〜3社が現実的です。レシート処理・スマホ完結型、POSレジ連携・人事労務型、パソコン・実績重視型から1社ずつ無料で試すと、比較の軸が明確になります。

Q. 個人経営の飲食店はいくらから確定申告が必要ですか?

専業なら所得104万円超(令和8年分・2026年分)、副業なら所得20万円超が目安です。売上ではなく、仕入れや家賃などの経費を引いた所得で判定します。

Q. 現金売上が中心でも税務署に把握されますか?

把握されます。仕入れ先や決済会社の記録のほか、調査官が客として来店し、客単価と席数と回転数から売上を推計することもあります。毎日のレジ締めをそのまま記帳に残しておくのが最大の防御策です。

Q. 従業員のまかないは経費になりますか?

従業員が食事代の半額以上を負担し、店の負担が1人あたり月7,500円以下(税抜)なら、店の負担分を福利厚生費にできます(2026年4月以後。それまでは3,500円)。条件を満たさない無料のまかないは給与扱いになり、源泉徴収の対象です。

Q. 自分や家族が店の料理を食べた分はどうすればいいですか?

自家消費として売上に計上します。金額は通常の販売価格のおおむね70%か仕入れ値の高い方が目安で、青色申告決算書の「家事消費等」の欄に記入します。

Q. 店内飲食とテイクアウトで消費税率が違うのですか?

違います。店内飲食は10%、テイクアウトや出前は軽減税率の8%です。課税事業者は税率ごとに区分して記帳する必要があります。

Q. 食料品の消費税1%はいつからですか?

2027年4月1日から2年間の予定です(2026年8月に閣議決定・法案はまだ成立していません)。実現すれば食料品の仕入れは1%になり、申告方式の有利不利が変わる店も出てきます。

Q. 簿記の知識がなくても青色申告65万円控除は取れますか?

取れます。複式簿記の帳簿は確定申告アプリが自動で作成するので、取引を入力し、期限内にe-Taxで提出すれば(決算書はアプリが作成)65万円の要件を満たせます。

Q. 確定申告をしないとどうなりますか?

延滞税や無申告加算税のペナルティの対象になります。現金商売でも、仕入れ先や決済会社の記録から売上の流れは把握されやすいので、期限内の申告が結局いちばん安上がりです。

仕込みの合間に確定申告を終わらせる方法

仕入れのレシートやレジ締めの数字に向き合う時間は、本来なら料理と店づくりに使いたいものです。タックスナップならレシートを撮ってスワイプするだけです。ためこんだ分も、丸投げ仕分けなら1,000件を最短3秒で片づけられます。

スマホで確定申告できるアプリ タックスナップ

「個人事業主・スマホ完結」に特化した確定申告アプリ

タックスナップは、日々の経費処理から確定申告書の作成・提出まで、個人事業主・フリーランスに必要な会計機能がすべてスマホで完結できるアプリです。

今までの会計ソフトは「パソコン操作」や「機能の多さ」を前提としたサービスが多かった一方で、タックスナップは「個人事業主・スマホ完結」に特化し、会計知識が全くない方でも、スキマ時間だけで確定申告が終わるように設計しています。

「初めての確定申告でも迷わずに提出できた」 「他の会計ソフトから乗り換えて、圧倒的にラクになった」 といった嬉しいレビューもいただいています。

特許取得!スワイプするだけで仕分け完了

App Store確定申告アプリランキング1位を獲得

ここ数年で、タックスナップの利用者は急拡大中。

2026年の確定申告期間(2026年2月16日〜3月16日)では、大手会計ソフトのアプリも含む確定申告アプリの中で、全期間にわたってApp Storeランキング1位を獲得しました。
(参照:Sensor TowerのApp Storeランキングデータ)

他会計ソフトの約4倍の経費処理スピード

意外に時間を取られてしまうのが、日々の経費処理です。 「気づいたら何十件も経費が溜まっていた」という時でも、タックスナップならあっという間に登録が完了します。

外部機関による比較調査では、タックスナップを使うと10分間で平均518件の経費を処理できることがわかっています。 他会計ソフトと比べて約4倍、手書きの約18倍、Excelの約40倍のスピードです。

10分間あたりの平均経費処理件数は、他会計ソフトと比べて約4倍、手書きの約18倍、Excelの約40倍のスピード

出典:株式会社タックスナップ 「【比較調査】確定申告アプリ「タックスナップ」、同時間での経費処理件数が他会計ソフトと比較して約4倍を記録。」 (実査運営機関:株式会社アスマーク)

速さの秘訣は丸投げ仕分け

タックスナップの経費処理の速さの最大の理由は、「丸投げ仕分け」機能です。

銀行やカードの取引データが自動で反映されるだけでなく、それぞれの取引が経費かプライベートか、どの勘定科目が適しているのかをアプリが高精度で自動判定してくれます。

「丸投げ仕分け」機能を使えば1,000件の仕分けも最短3秒で完了するので、経費処理が驚くほど楽になります。

業界最速!税理士監修の丸投げ仕分けでは、1000件の経費処理が最短3秒

税理士監修の機能で、はじめての確定申告でも安心

「本当にこの内容で提出して大丈夫?」という不安を解消するために、税理士監修の「税務調査リスクチェック機能」があります。

あなたのデータをもとに、同じ職種の人の傾向と比べながら、税務調査が入りやすいかをアプリが診断します。

修正するべき内容も表示されるので、事前に修正し、安心して提出できます。

登録者40万人YouTuber・ヒロ税理士が監修。ぜいもう調査リスクチェック

タックスナップは、確定申告をできるだけ簡単に、かつ安心して提出できるようにサポートするアプリです。 無料トライアルも行っているので、まずはその快適さを体験してみてください。

まとめ:自分の店に合う確定申告アプリを選んで料理と店づくりに集中しよう

飲食店経営者の確定申告アプリは「仕入れレシートの撮影上限」「営業後にスマホで片づけられるか」の2軸で選べば、大きな失敗は避けられます。本記事では4アプリを、営業後にスマホで片づけられる工程の多さの順に2026年9月25日時点の公式情報で比較しました。

課題タイプ別の推奨アクションは次のとおりです。

  • 仕入れレシートが毎日出る店主:1週間分のレシートを無料トライアルで撮り、撮影上限に届かないかを確かめる。レシート撮影が枚数無制限のタックスナップが候補です。
  • スタッフを雇っている店主:POSレジ連携と給与計算までまとめられるかを確認する。freeeが候補です。
  • 店と家計をまとめて管理したい店主:連携したい金融機関を洗い出し、対応状況を確認する。2,300以上のサービスと連携できるマネーフォワードが候補です。
  • まず無料で始めたい店主:1年間無料や無料トライアルから着手する。やよいの青色申告のセルフプラン、各アプリの無料トライアルが候補です。
  • 課税事業者になる予定の店主:最安プランで消費税申告ができるかを確認する。2割特例に対応したタックスナップ、全プランで対応するやよいの青色申告が候補です。

タックスナップは、2026年確定申告期間の全29日間App Store確定申告アプリ1位、処理スピードは他の会計ソフトの約4倍、勘定科目の自動判定精度9割以上を実現しています。個人事業主全般向けの比較は、こちらの記事でも解説しています。

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