ネット通販やフリマアプリだけでなく、法人取引でも送料は頻繁に発生します。しかし「荷造運賃でいいのか」「仕入原価に含めるべきか」など、経費計上で迷う人は少なくありません。勘定科目を間違えると原価率や粗利が歪むだけでなく、税務調査で否認されるリスクも。本記事ではまず送料に使える主要7科目を整理し、場面ごとの正しい仕訳方法と注意点をわかりやすく解説します。
タックスナップは、フリーランスや個人事業主に特化したクラウド型会計ソフトで、”カンタン”・”安心”に特化したスマホだけで経理から確定申告まで完結できるアプリです。特徴的なスワイプ仕分けは、従来と比較し手間を1/10以下に削減することができ、丸投げ仕分けは1,000件を10秒程度で仕分けする画期的な機能です。また安心を担保するために、税理士監修の税務調査リスクチェック機能も搭載。さらに、他の会計ソフトからのデータ移行もスムーズに行え、経理業務を効率的にサポートします。
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【所属】
税理士法人Five Starパートナーズ 代表税理士
【経歴】
大阪府豊中市出身。関西学院大学経済学部卒業後、中原会計事務所に入所。2001年に税理士試験全科目合格。その後、新日本アーンスト・アンド・ヤング税理士法人で国際税務業務に従事。2005年にヒロ☆総合会計事務所を設立し、2022年に税理士法人Five Starパートナーズへ組織変更。また、YouTubeチャンネル「税理士YouTuberチャンネル!!」を運営し、税務や経営に関する情報を発信している。
保有資格: 税理士
※詳細やご自身の状況に応じた適切な対応については、税理士等の専門家にご相談ください。
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送料の経費計上に使える勘定科目7選
荷造運賃
発送用の梱包材費や宅配料金をまとめて処理できる最も一般的な科目。販売目的の発送で自社負担する送料は原則ここに計上します。
立替金
顧客負担の送料をいったん会社が支払い、後で請求する場合に使う一時的な資産科目。「預かったお金を一時負担した」ニュアンスです。
仕入れ高
仕入商品に付随する送料は、取得原価の一部として仕入れ高に含めるのが原則(企業会計原則・棚卸資産会計基準)。荷造運賃を使わない点がポイント。
固定資産
機械や備品など固定資産を購入する際、その運搬費は取得原価に含めて「固定資産」勘定へ。償却前に経費に落とすと資産計上漏れになります。
消耗品費
プリンターのインクやコピー用紙など少額物品をネット購入し、送料が別建てで請求されたときに利用。送料部分もまとめて消耗品費にするケースが多いです。

交際費
取引先への贈答品を宅配便で送る場合、品代と送料を合わせて交際費に計上。送料だけを荷造運賃にすると費用区分が分かれ、交際費限度額の把握が複雑になります。

通信費
郵便局のレターパックや切手で書類を送付した際に利用。郵便料金を「通信費」で処理する企業ルールが定着しているため、宅配便との差別化が図れます。
【状況別】送料の仕訳方法とは
商品を販売して送料を自社で負担した場合
(発送日に)
荷造運賃 ××× / 現金・預金 ×××
売上のために発生した費用なので荷造運賃を使います。
商品を販売して顧客負担の送料を立て替えた場合
(発送日に)
立替金 ××× / 現金・預金 ×××
(後日、顧客へ請求)
現金・預金 ××× / 立替金 ×××
売上とは別に「後で精算するお金」を立替金で管理します。
商品を仕入れたときに送料を負担した場合
(仕入日に)
仕入 100,000 / 現金・預金 110,000
※本体 100,000、送料 10,000 を合算
取得原価に含めるため、送料も仕入勘定に加算します。
ネットで消耗品などを購入した場合
(購入日に)
消耗品費 5,500 / 現金・預金 5,500
※品代 4,950、送料 550 をまとめ計上
贈答品を発送した場合
(発送日に)
交際費 11,000 / 現金・預金 11,000
※品代と送料を合算
その他
資料送付でレターパックを使った場合は通信費、展示会出展用機材を会場に運搬した場合は荷造運賃、といった具合に「何のための送料か」を基準に選び分けます。
よくある間違いと注意点
荷造運賃を万能科目として使いすぎると、仕入原価に含めるべき送料まで販管費に混入し、原価率や粗利が実態とズレる原因になります。逆に顧客負担の送料を立替金ではなく売上値引きで処理すると、売上高が実際より小さくなり、消費税計算でも不整合が生じかねません。また固定資産購入時の運搬費を費用処理してしまうと資産計上漏れとして税務調査で指摘されるリスクがあります。送料の勘定科目は「目的」「負担者」「資産性」の3視点で判断し、月次のうちに科目振替を行う習慣を付けておきましょう。
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丸投げ仕分け & スワイプ機能
タックスナップの「スワイプ仕分け」機能は、金融機関と連携していれば、スマホで経費や売上を右、プライベートを左にスワイプするだけで、手間なく直感的に仕分けが完了します。また、「丸投げ仕分け」機能は、スワイプ操作すら省略したい方に最適で、すべての仕分けをタックスナップ側が自動で処理。1,000件の仕分けも約10秒で完了するため、驚くほど効率的に仕分けが行えます。
税理士監修の税務調査リスクチェック
確定申告の際に多くの方が不安を感じるのが税務調査ですが、タックスナップでは税理士監修の「税務調査リスクチェック」機能を搭載。申告内容をシステムがチェックし、リスクのある項目をユーザーに知らせてくれるため、税務調査への対策がしやすくなり、安心して確定申告を完了できます。
他会計ソフトからのスムーズな乗り換え
既に他の会計ソフトを利用している場合も、タックスナップへの移行は非常に簡単です。データのインポート機能が備わっており、過去のデータもシームレスに引き継げるので、乗り換えの手間をかけずにスムーズに使用を開始できます。
スマホで提出まで完結
経理業務の全てがスマホで完結します。確定申告の書類作成から提出まで、スマホでの操作で簡単に進められ、時間と手間を大幅に削減します。
レシート読み取り機能で経費管理が簡単
レシートを手作業で入力する手間を省くため、タックスナップは高精度の「レシート読み取り」機能を搭載。スマホのカメラでレシートを撮影するだけで、瞬時に必要な情報を読み取り、データを自動で整理して仕訳に反映させます。これにより、経費入力のミスを減らし、時間を節約できます。
タックスナップは、シンプルで使いやすく豊富な機能で、フリーランスや個人事業主の経理の手間を劇的に軽減します。今すぐタックスナップを使い始めて、経理業務をもっとスマートにしましょう。
まとめ
送料は「誰が負担し、何のために使ったのか」で勘定科目が変わります。販売用発送は荷造運賃、顧客立替は立替金、仕入時は仕入れ高に加算という基本を押さえ、固定資産や交際費などイレギュラーなケースも目的別に分類することが大切です。タックスナップを活用すれば撮影・スワイプだけで科目候補が提示され、仕訳ミスや科目迷子を大幅に削減できます。
タックスナップは、簡単さと安心感を兼ね備え、フリーランスや個人事業主の経理・確定申告をサポートする強力な会計ツールです。スワイプで手軽に取引を仕分けし、自動仕分けで更に効率を追求。税務調査リスクチェックで安心感を高め、スマホ一台で提出まで完結できる便利さで、経理のストレスを大幅に軽減します。他会計ソフトからの乗り換えも簡単なので、今すぐ試してみる価値があります。
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よくある質問
どこまで経費に計上できるの?
発送や仕入れに直接必要な送料は全額経費にできます。ただし私的利用分が混在する場合は事業割合で按分が必要です。
経費に上限はある?
送料自体に法定上限はありませんが、交際費として計上する場合は中小企業の年間800万円(または飲食費50%)など交際費枠の制限が適用されます。

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