資金調達を円滑に進めるために信用保証協会の保証を付けると、必ず「保証料」というコストが発生します。貸借対照表にどの勘定科目で計上するか、決算期をまたぐ場合はどう按分するかを誤ると、利益が過大・過小に表示されてしまいます。ここでは保証料の基礎と実務上の仕訳方法を整理し、最後に確定申告をラクにするタックスナップのメリットも紹介します。
タックスナップは、フリーランスや個人事業主に特化したクラウド型会計ソフトで、”カンタン”・”安心”に特化したスマホだけで経理から確定申告まで完結できるアプリです。特徴的なスワイプ仕分けは、従来と比較し手間を1/10以下に削減することができ、丸投げ仕分けは1,000件を10秒程度で仕分けする画期的な機能です。また安心を担保するために、税理士監修の税務調査リスクチェック機能も搭載。さらに、他の会計ソフトからのデータ移行もスムーズに行え、経理業務を効率的にサポートします。
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そもそも保証料とは？
信用保証協会から保証を受ける際に、信用保証協会に対して支払う対価
信用保証協会は中小企業が金融機関から融資を受けるとき、連帯保証人の代わりに「公的な保証人」として機能します。金融機関は万一の貸倒リスクを負わずに済むため、事業者は無担保・低金利で資金調達しやすくなる一方、保証の対価として「保証料」を協会に支払います。保証料は融資金額に保証料率（年率）を乗じ、保証期間に応じて計算される一時払いが一般的です。
保証料に使われる勘定科目3選
支払手数料
保証期間が当期内で終了する場合、保証料を全額費用処理します。勘定科目は「支払手数料」が最も実務で使われます。決算時の未払計上が不要になるため処理が簡単です。
長期前払費用
保証期間が翌期以降も１年以上続く場合は、保証料のうち翌期以降分を「長期前払費用」として資産計上します。これにより発生主義に則った期間按分が可能になり、費用認識を適切に行えます。
前払費用
保証期間が翌期に持ち越すものの１年未満で終了する場合は「前払費用」を用います。長期前払費用との違いは償却期間の長さだけで、仕訳の考え方は同じです。
保証料の計算方法とは
保証料は次の式で算出します。
保証料 ＝ 融資金額 × 保証料率（年率） × 保証期間（年数換算）
たとえば3,000万円の融資に対し保証料率が1.0％、保証期間3年の場合、
3,000万円 × 1.0％ × 3年 ＝ 90万円
を一時払いで支払います。保証料率は信用保証協会が企業規模・業種・保証内容を踏まえて決定し、0.45％〜2.20％程度が多いです。途中で繰上返済すれば残期間に応じて保証料が返戻されるケースもあるため、予定外の返済を行う際は金融機関に確認しましょう。
保証料の仕訳のやり方とは
当期期間内に保証期間が終了するとき
保証料の全額を費用化します。
（借方）支払手数料 ×××／（貸方）現金預金 ×××
この処理で当期の損益に全額反映され、翌期に繰り越す金額はありません。
翌期以降に1年以上の保証期間があるとき
まず保証料全額を「長期前払費用」で資産計上し、決算時に経過期間分だけ費用振替します。たとえば保証期間3年、支払額90万円、決算日が1年経過時点の場合：
- 支払時
（借方）長期前払費用 900,000／（貸方）現金預金 900,000
- 決算振替（1年分償却、900,000÷3年＝300,000）
（借方）支払手数料 300,000／（貸方）長期前払費用 300,000
翌期以降は同様に残額を均等償却します。
翌期以降に1年未満の保証期間があるとき
保証期間が12か月未満残る場合は「前払費用」に振替えます。たとえば保証期間が10か月残り、保証料支払額が50万円なら：
- 支払時
（借方）前払費用 500,000／（貸方）現金預金 500,000
- 決算振替（残存期間に応じて月割り償却）
翌期開始後に毎月または決算で費用へ振り替えます。
よくある間違いと注意点
保証料をすべて当期費用にしてしまうと、期間対応の原則に反し利益を過小計上します。逆に長期前払費用へ振替え忘れ、過大な支払手数料を計上してしまうケースが典型例です。また返戻保証料を受け取った際は「雑収入」などで処理し、元の長期前払費用残高を修正するのを忘れないようにしましょう。
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丸投げ仕分け & スワイプ機能
タックスナップの「スワイプ仕分け」機能は、金融機関と連携していれば、スマホで経費や売上を右、プライベートを左にスワイプするだけで、手間なく直感的に仕分けが完了します。また、「丸投げ仕分け」機能は、スワイプ操作すら省略したい方に最適で、すべての仕分けをタックスナップ側が自動で処理。1,000件の仕分けも約10秒で完了するため、驚くほど効率的に仕分けが行えます。
税理士監修の税務調査リスクチェック
確定申告の際に多くの方が不安を感じるのが税務調査ですが、タックスナップでは税理士監修の「税務調査リスクチェック」機能を搭載。申告内容をシステムがチェックし、リスクのある項目をユーザーに知らせてくれるため、税務調査への対策がしやすくなり、安心して確定申告を完了できます。
他会計ソフトからのスムーズな乗り換え
既に他の会計ソフトを利用している場合も、タックスナップへの移行は非常に簡単です。データのインポート機能が備わっており、過去のデータもシームレスに引き継げるので、乗り換えの手間をかけずにスムーズに使用を開始できます。
スマホで提出まで完結
経理業務の全てがスマホで完結します。確定申告の書類作成から提出まで、スマホでの操作で簡単に進められ、時間と手間を大幅に削減します。
レシート読み取り機能で経費管理が簡単
レシートを手作業で入力する手間を省くため、タックスナップは高精度の「レシート読み取り」機能を搭載。スマホのカメラでレシートを撮影するだけで、瞬時に必要な情報を読み取り、データを自動で整理して仕訳に反映させます。これにより、経費入力のミスを減らし、時間を節約できます。
タックスナップは、シンプルで使いやすく豊富な機能で、フリーランスや個人事業主の経理の手間を劇的に軽減します。今すぐタックスナップを使い始めて、経理業務をもっとスマートにしましょう。
まとめ
保証料は信用保証協会を利用した融資で必ず発生する費用ですが、勘定科目の選択と期間按分を誤ると損益計算が歪みます。当期で完結する場合は支払手数料、１年以上にわたる場合は長期前払費用、１年未満の場合は前払費用で処理し、決算ごとに残高を償却しましょう。タックスナップを使えば仕訳提案から申告書作成まで自動化でき、保証料の処理も安心です。
タックスナップは、簡単さと安心感を兼ね備え、フリーランスや個人事業主の経理・確定申告をサポートする強力な会計ツールです。スワイプで手軽に取引を仕分けし、自動仕分けで更に効率を追求。税務調査リスクチェックで安心感を高め、スマホ一台で提出まで完結できる便利さで、経理のストレスを大幅に軽減します。他会計ソフトからの乗り換えも簡単なので、今すぐ試してみる価値があります。
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よくある質問
保証料を利用するポイントとは
保証料は経営者保証を不要にし、無担保でも融資を受けやすくする制度です。資金調達スピードが向上し、長期資金を確保できる点が最大のメリットです。
信用保証料と賃貸保証料をそれぞれ教えて
信用保証料は融資に付随するコストで、信用保証協会へ支払います。賃貸保証料は不動産賃貸契約で家賃保証会社に支払う費用で、勘定科目は「支払手数料」や「支払家賃」に含めるのが一般的です。保証対象や契約書の内容が異なるため、仕訳科目を取り違えないよう注意してください。
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