「小切手は聞いたことがあるけれど、日常業務ではほとんど使わないので詳しく知らない」そんな方も多いのではないでしょうか。小切手は手形と並び、古くから日本の商取引で利用されてきた資金決済手段です。銀行口座への即時引落しという特徴がある反面、発行・換金のルールを誤ると代金を受け取れなくなるリスクもあります。本記事ではまず小切手の基本から整理し、種類・換金方法・メリットとデメリット、よくある間違いを分かりやすく解説します。最後に、会計処理を効率化するタックスナップの活用例もご紹介します。
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【所属】
税理士法人Five Starパートナーズ 代表税理士
【経歴】
大阪府豊中市出身。関西学院大学経済学部卒業後、中原会計事務所に入所。2001年に税理士試験全科目合格。その後、新日本アーンスト・アンド・ヤング税理士法人で国際税務業務に従事。2005年にヒロ☆総合会計事務所を設立し、2022年に税理士法人Five Starパートナーズへ組織変更。また、YouTubeチャンネル「税理士YouTuberチャンネル!!」を運営し、税務や経営に関する情報を発信している。
保有資格: 税理士
※詳細やご自身の状況に応じた適切な対応については、税理士等の専門家にご相談ください。
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小切手は一定の金額の支払いを約束する有価証券
小切手(cheque)は「振出人が支払銀行に対し、受取人へ指定金額を直ちに支払うよう指図した書面」です。当座預金口座を持つ法人・個人が振り出し、受取人は銀行窓口や取立依頼を通じて換金します。
手形との違いとは?
項目 | 小切手 | 手形(約束手形・為替手形) |
支払期日 | 振出日=支払期日(即時) | 将来の満期日を記載(期日付き) |
口座残高 | 即座に引落し。残高不足だと不渡り | 満期日に残高が無いと不渡り |
主な用途 | 小口〜中口決済、現金代替 | 資金繰り・与信(支払猶予) |
手数料 | 比較的少ない | 裏書譲渡・割引時に手形料など |
小切手の種類3選
持参人払式小切手
受取人欄が空欄または「持参人」と記載された小切手。誰でも銀行に提示すれば支払いを受けられるため、現金同等物に近い使い方ができます。一方で盗難・紛失時のリスクが高い点に注意が必要です。
線引小切手
表面に二本線(平行線)が引かれ、当座勘定取扱銀行に口座を持つ者のみが口座入金によって受け取れる形式。持参人払式と異なり現金化できる範囲が限定されるため、安全性が高まります。
先日付小切手(Post-dated Cheque)
振出日を将来の日付にして資金決済日を後ろ倒しする方法です。本来、小切手は「提示されたら即日支払い」が原則ですが、実務上は先日付で振り出し、振出人と受取人の合意のもと満期日管理に使われるケースがあります。ただし不渡りリスクが残るため、慎重な取り扱いが求められます。
小切手の換金方法とは?
線引小切手を換金する方法
線引小切手は現金引換えができず、受取人名義の当座・普通預金口座へ入金する必要があります。①裏書不要で口座へ直接入金する/②自分の取引銀行に取立依頼をかけるのいずれかで資金化します。
支払銀行の窓口で直接換金する方法
持参人払式小切手の場合、受取人(または持参人)が振出人の当座口座がある銀行窓口へ持参し、その場で現金と引き換えます。提示期限(通常振出日から10日)を過ぎると無効になるため注意が必要です。
取引銀行に取立を依頼する方法
振出銀行が遠隔地にある場合などは、自社の取引銀行へ小切手を預け、銀行間で回収(取立)してもらう方法が一般的です。資金化までに数営業日かかり、所定の取立手数料が差し引かれます。
小切手のメリットとは?
多額の現金を持ち運ぶ必要がない
高額決済でも紙片一枚で済むため、現金盗難のリスクを大幅に低減できます。
支払いの記録を残せる
小切手番号と当座取引照合表により、支払先・金額・日付を確実にトレースできます。帳簿管理や後日の証憑として有効です。
信頼関係の構築に役立つ
当座預金の開設には銀行の与信審査があるため、小切手を受け取る側は信用力の裏付けとして評価できます。大口取引におけるビジネス信用の指標にもなります。
小切手のデメリットとは?
換金時に手数料がかかる場合がある
取立手数料・他行現金払い手数料が掛かるケースがあり、現金よりコストが高いことがあります。
当座預金口座の残高管理が必要になる
残高不足で小切手が提示されると不渡りとなり、銀行取引停止処分(取引停止2号/6ヶ月)のリスクが発生します。
その他
- 営業時間外は現金化できない
- 紛失・盗難時の再発行手続きが煩雑
- 電子決済比率の高まりで取扱い店舗が減少傾向
よくある間違いと注意点
小切手で最も多いトラブルは提示期限の読み違えです。振出日から原則10日(遠隔地発行は20日)以内に銀行へ提示しなければ、受取人は支払いを受けられなくなる可能性があります。線引小切手の場合は「窓口で現金化できず必ず口座入金が必要」というルールを忘れやすく、現金引換えを前提に受け取ってしまうと資金繰りが狂うので注意しましょう。先日付小切手も油断が禁物です。形式上は「いつ提示されても即時払い」の性質をもつため、合意より早く提示されても支払義務が生じることを理解したうえで残高を確保しておく必要があります。加えて、当座預金の残高管理を怠ると不渡りに直結し、最悪の場合は6か月間の銀行取引停止処分を受けるリスクがあります。小切手を利用するときは、提示期限・換金ルール・口座残高の3点を常にセットでチェックする習慣をつけましょう。
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丸投げ仕分け & スワイプ機能
タックスナップの「スワイプ仕分け」機能は、金融機関と連携していれば、スマホで経費や売上を右、プライベートを左にスワイプするだけで、手間なく直感的に仕分けが完了します。また、「丸投げ仕分け」機能は、スワイプ操作すら省略したい方に最適で、すべての仕分けをタックスナップ側が自動で処理。1,000件の仕分けも約10秒で完了するため、驚くほど効率的に仕分けが行えます。
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確定申告の際に多くの方が不安を感じるのが税務調査ですが、タックスナップでは税理士監修の「税務調査リスクチェック」機能を搭載。申告内容をシステムがチェックし、リスクのある項目をユーザーに知らせてくれるため、税務調査への対策がしやすくなり、安心して確定申告を完了できます。
他会計ソフトからのスムーズな乗り換え
既に他の会計ソフトを利用している場合も、タックスナップへの移行は非常に簡単です。データのインポート機能が備わっており、過去のデータもシームレスに引き継げるので、乗り換えの手間をかけずにスムーズに使用を開始できます。
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レシート読み取り機能で経費管理が簡単
レシートを手作業で入力する手間を省くため、タックスナップは高精度の「レシート読み取り」機能を搭載。スマホのカメラでレシートを撮影するだけで、瞬時に必要な情報を読み取り、データを自動で整理して仕訳に反映させます。これにより、経費入力のミスを減らし、時間を節約できます。
タックスナップは、シンプルで使いやすく豊富な機能で、フリーランスや個人事業主の経理の手間を劇的に軽減します。今すぐタックスナップを使い始めて、経理業務をもっとスマートにしましょう。
まとめ
小切手は「即時決済」の有価証券であり、現金を持ち歩かずに安全に大口決済ができる一方、残高不足や提示期限切れのリスク管理が欠かせません。種類としては持参人払式・線引・先日付などがあり、換金方法や手数料が異なります。メリットとデメリットを理解し、正しい換金手順と口座管理を徹底しましょう。会計処理にはタックスナップを活用し、仕訳の自動化とリスクチェックでヒューマンエラーを防ぐのがおすすめです。
タックスナップは、簡単さと安心感を兼ね備え、フリーランスや個人事業主の経理・確定申告をサポートする強力な会計ツールです。スワイプで手軽に取引を仕分けし、自動仕分けで更に効率を追求。税務調査リスクチェックで安心感を高め、スマホ一台で提出まで完結できる便利さで、経理のストレスを大幅に軽減します。他会計ソフトからの乗り換えも簡単なので、今すぐ試してみる価値があります。
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よくある質問
小切手の仕訳方法とは?
受取側:受取時は「現金」または「当座預金/受取手形」、換金時に「当座預金」へ振替え。
振出側:発行時は仕訳不要、提示され銀行が決済した日に「買掛金/当座預金」などとします。
小切手に有効期限はある?
商法上の提示期間(原則10日、遠隔地20日)を過ぎると銀行は支払いを拒絶できます。また小切手法上は振出日から半年を経過すると時効消滅します。
小切手の書き方とは?
①振出日 ②支払金額(漢数字および算用数字)③支払銀行名 ④受取人名(または「持参人」)⑤振出人署名・社印を記載します。金額欄の空白は横線で埋め、不正記入を防ぎましょう。

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