【2026年最新版】個人事業主で月収40万円の手取りはいくら?計算の流れを解説

この記事のポイント

  • 引かれるのは経費・社会保険料・所得税・住民税・個人事業税
  • 会社員と違い国民健康保険と国民年金を全額自負する
  • 国民健康保険料は自治体で大きく違う
  • 青色申告の65万円控除で手取りが変わる
  • 個人事業税は業種によってはかからない

目次

月収40万円の手取りはいくら?

先にお伝えしておくと、一つの金額には決まりません。個人事業主の場合、同じ売上でも経費の額で手取りが大きく変わるからです。

会社員なら給与から引かれるものが決まっていますが、個人事業主は自分で計算することになります。まずは何が引かれるのかを押さえてください。

引かれるものは5つ

引かれるもの内容
経費仕入・家賃・通信費など
国民健康保険料自治体で額が違う
国民年金月額は全国一律
所得税・住民税所得に応じてかかる
個人事業税業種によってはかからない

手取りの計算の流れ

売上から順番に引いていくだけです

月の売上40万円(年間480万円)の人を例にします。

順番項目金額の例
1年間の売上480万円
2経費を引く▲96万円(売上の20%と仮定)
3事業所得384万円
4国民年金・国民健康保険料▲約60万円
5所得税▲約9万円
6住民税▲約22万円
7個人事業税▲約5万円
8手元に残る額年約288万円(月約24万円)

※単身で40歳未満、青色申告の65万円控除を使い、東京都内に住む場合の概算です。国民健康保険料は自治体で大きく違うため、実際の金額はお住まいの市区町村で確認してください。

経費が少ない人ほど手取りは下がります。経費がゼロなら事業所得は480万円になるので、税金も保険料も上がります。逆に経費を拾い切れていれば、手取りはこの例より多くなります。


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国民健康保険と国民年金

会社員と一番大きく違うのがここです。会社員は会社が半分負担しますが、個人事業主は全額を自分で払います。

国民年金は月額17,920円

令和8年度の国民年金保険料は月額17,920円で、年間で約21万5,000円です(出典:日本年金機構)。

所得に関係なく定額なので、売上が少ない年ほど重く感じられます。払うのが難しいときは免除や納付猚予の制度があるので、未納のままにせず年金事務所に相談してください。

国民健康保険料は自治体で大きく違う

同じ所得でも、住んでいる市区町村で年間数万円変わることがあります

所得に応じてかかる部分と、一人あたり定額でかかる部分を足して計算します。率も定額も自治体ごとに決められているので、手取りを正確に知りたいならここだけは実数を調べる必要があります

多くの自治体がサイトに試算ページを用意しています。


所得税と住民税

所得税は所得が大きいほど率が上がる

課税所得の額に応じて5%から45%まで変わります(出典:国税庁 No.2260)。

課税所得は、事業所得から社会保険料控除や基礎控除などを引いた残りです。売上そのものに率を掛けるわけではありません

この他に復興特別所得税が2.1%上乗せされます。

住民税は翌年に来る

住民税は前の年の所得をもとに計算され、翌年6月から納めます。。率は所得割が10%前後と覚えておけば十分です。

売上が伸びた翌年に重くなるのが特徴で、収入が減った年に前年分の請求が来て困るケースがあります。売上が良かった年の翌年に備えて、少し残しておくと安心です。


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個人事業税はかからないこともある

事業所得から年290万円の事業主控除を引いた残りにかかります。事業所得が290万円以下ならかかりません。

もうひとつ大きいのが、業種によってはそもそも対象外という点です。法定業種に当てはまらない仕事なら、所得が大きくてもかかりません。

対象になるかどうかは専門記事で解説しています。

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手取りを増やすには

売上を上げる以外に、2つの方法があります

方法効果
青色申告の65万円控除を使う所得が65万円下がり、税金と国保の両方が軽くなる
経費を拾い切る見落としている支出の分だけ手取りが増える

青色申告の控除は、所得税だけでなく住民税と国民健康保険料にも効いてきます。どれも所得をもとに計算されるからです。

青色申告を始める手続きはこちらで解説しています。

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経費の拾い漏れをなくす方法

手取りを決めるのは、結局のところ経費をどれだけ拾えているかです。少額の支出を見逃していると、その分だけ余分に税金と保険料を払うことになります。

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まとめ

個人事業主の手取りは、売上から経費・社会保険料・所得税・住民税・個人事業税を順に引いて求めます

会社員と一番違うのは、国民健康保険と国民年金を全額自分で払うことです。とくに国民健康保険料は自治体で大きく違うので、正確な手取りを知りたいならここだけは実数を調べてください

手取りを増やしたいなら、青色申告の65万円控除と経費の拾い切りの2つが効きます。どちらも所得を下げるので、税金だけでなく国民健康保険料にも効いてきます。


よくある質問

Q. 月収40万円の手取りはいくらですか?

経費や住んでいる自治体で変わります。売上の20%を経費として青色申告をした場合、月あたり24万円前後が目安です。

Q. 会社員の手取りと比べて少ないのはなぜですか?

社会保険料を全額自分で払うからです。会社員は会社が半分負担しますが、個人事業主にその仕組みはありません。

Q. 国民健康保険料はいくらですか?

自治体で大きく違います。同じ所得でも年間数万円変わることがあるので、お住まいの市区町村の試算ページで確認してください。

Q. 国民年金はいくらですか?

令和8年度は月額17,920円で、年間約21万5,000円です。所得に関係なく定額です。

Q. 個人事業税は必ずかかりますか?

かかりません。事業所得が290万円以下ならかからず、法定業種に当てはまらない仕事なら所得が大きくても対象外です。

Q. 手取りを増やすにはどうすればいいですか?

青色申告の65万円控除を使うことと、経費を拾い切ることです。どちらも所得を下げるので、税金と国民健康保険料の両方が軽くなります。

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