【2026年最新版】クレジットカードの帳簿づけ|個人事業主の仕訳を事業用・プライベート別に解説

「クレジットカードで支払った経費はどう帳簿づけすればいい?」「事業用とプライベート用で仕訳は変わる?」「私用の支払いが混ざっていても問題ない?」と悩んでいませんか。

個人事業主がクレジットカードを利用する場合、事業専用カードかプライベートカードかによって仕訳方法が異なります。また、私的な支出が混在している場合は、事業分だけを正しく帳簿に記録することが重要です。

この記事では、クレジットカードを利用した際の帳簿づけや仕訳方法を、事業用カード・プライベートカード別にわかりやすく解説します。仕訳例や注意点も紹介するので、確定申告の準備をスムーズに進めたい方はぜひ参考にしてください。

この記事のポイント

  • 事業用カードなら未払金、プライベートのカードなら事業主借
  • 計上するのは引落日でなく利用日
  • 利用明細だけでは足りずレシートや領収書が必要
  • 年会費と分割手数料は科目を分ける
  • 年末に未払金の残高を照合する

目次

クレジットカードの仕訳は利用日で立てる

経費にするのは、カードを使った日です。口座から引き落とされた日ではありません。

利用日と引落日がずれる理由

カードは「先にモノを受け取って、あとで払う」仕組みです。支払う義務は使った時点で発生しているので、その日で経費を計上します

使ってから引き落としまでは1か月・2か月遅れるのが普通で、カード会社の明細は引落日ごとに並んでいます。このずれが帳簿をつけるときのヒネになります。

年をまたいでも経費にする年は変わらない

12月に使って引き落としが1月になっても、経費になるのは12月分です。引き落とされていないからといって翼年に回すことはできません。

年末に使った分は、未払金として負債に残したままその年の経費に入れます。ここを拾い忘れると、本来引けた経費を落としたままになってしまいます。


事業用カードとプライベートカードで科目が変わる

どのカードで払ったかで、使う勘定科目が変わります。ここを間違えている人が多い部分です。

カードの種類利用時の貸方引落時の仕訳理由
事業用カード(事業用口座から引落)未払金必要事業のお金であとから払うので負債が残る
プライベートのカード(個人口座から引落)事業主借不要事業主が立て替えた扱いで完結する

事業用カードは未払金

事業用の口座から引き落とされるカードなら、個人事業主でも未払金を使います。「未払金は法人だけ」という誤解がありますが、そんなことはありません。

時期借方貸方
5月10日に消耗品を8,000円分購入消耗品費 8,000未払金 8,000
6月27日に事業用口座から引落未払金 8,000普通預金 8,000

経費になるのは利用時の8,000円だけで、引落の仕訳は負債を消し込んでいるだけなので経費にはなりません。ここを二重に計上してしまうミスが多いので注意してください。

プライベートのカードは事業主借

個人のカードで事業の経費を払った場合は、事業主借で受けてそれで終わりです。引き落としは個人の口座からなので、帳簿に支払の仕訳を書く必要はありません。

時期借方貸方
個人のカードで消耗品を8,000円分購入消耗品費 8,000事業主借 8,000

仕訳が1行で済むので、取引が少ないうちはこの方法のほうが楽です。ただしプライベートの買い物と混ざるので、事業分を拾う作業は必要になります。


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場面別の仕訳例

迷いやすいのは、本体代以外の支出です

場面借方貸方備考
カードの年会費(事業用)支払手数料未払金プライベートと兼用なら按分する
分割払いの手数料支払手数料または支払利息未払金本体代と分けて記帳する。消費税は非課税
ポイントで値引きされた分実際に払っていないので経費にならない
返品・キャンセルで戻った未払金元の経費科目同じ年なら経費を取り消す
事業用カードでプライベートの買い物をした事業主貸未払金経費にはしない
10万円以上の備品をカードで購入工具器具備品未払金経費でなく資産になるので減価償却する

事業用カードでプライベートのものを買ったときも、帳簿には記録します。口座からは引き落とされるので、事業主貸で受けておかないと口座残高が合わなくなります。

減価償却が必要になる金額の判定は専門記事にまとめています。

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利用明細は領収書の代わりになる?

利用明細だけでは足りないことがあります。明細には日付・店名・金額は載りますが、何を買ったかが残らないからです。

店でもらったレシートを捕てずに保管し、明細とセットで残しておくのが確実です。明細の証拠としての扱いは専門記事で詳しく解説しています。

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年末にやること

未払金の残高と、実際に未払いの金額が一致するかを確認します

未払金の残高照合

12月末の未払金の残高は、12月までに使っていて年末時点で引き落とされていない金額になります。カード会社の明細で、1月・2月に引き落とされる分を足して確かめられます。

ここが合わないときは、使ったのに記録していない取引が残っているか、引落の仕訳を二重に入れている可能性が高いです。申告の直前でなく年末に見ておくと、探す範囲が狭くて済みます

年をまたいだ分の拾い漏れ

12月に使って翼年1月に引き落とされる分は、抜けやすい部分です。引落日を見て帳簿をつけていると、この分が帳簿に入らないままになります。

12月の利用分は、カード会社のアプリで確定前の利用履歴を見れば拾えます。


スマホで確定申告するなら「タックスナップ」

カードの帳簿づけは、利用日と引落日のずれを毎月追い続ける作業です。カードを連携しておけば、明細が利用日で取り込まれて勘定科目まで候補が出るので、未払金の消し込みを手で計算する必要がなくなります。

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App Store確定申告アプリランキング1位を獲得

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(参照:Sensor TowerのApp Storeランキングデータ)

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10分間あたりの平均経費処理件数は、他会計ソフトと比べて約4倍、手書きの約18倍、Excelの約40倍のスピード

出典:株式会社タックスナップ 「【比較調査】確定申告アプリ「タックスナップ」、同時間での経費処理件数が他会計ソフトと比較して約4倍を記録。」 (実査運営機関:株式会社アスマーク)

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まとめ

カードの仕訳で最初に決めるのは、事業用カードなのかプライベートのカードなのかです。事業用なら未払金を使って引落時に消し込み、プライベートなら事業主借で一行で終わります。

もう一つの軸は日付です。計上するのは引落日でなく利用日なので、年末に使った分は引き落とされていなくてもその年の経費になります。

一年の最後に未払金の残高を一度照合すると、拾い漏れと二重計上のどちらも見つけられます。


よくある質問

Q. 個人事業主でも未払金を使っていいですか?

使います。事業用の口座から引き落とされるカードなら、個人事業主でも未払金で処理します。事業主借を使うのはプライベートのカードで払った場合です。

Q. 未払金と事業主借のどちらでもいいですか?

どの口座から引き落とされるかで決まります。事業用口座なら未払金、個人口座なら事業主借です。混ぜると口座残高が合わなくなります。

Q. カードの引落日で経費にしてもいいですか?

原則は利用日です。取引が少なく年をまたいだ分がない場合に引落日で揃えても結果は変わりませんが、年末の分を拾えないので利用日に揃えるのが安全です。

Q. カードの年会費は経費になりますか?

事業用のカードなら支払手数料として経費にできます。プライベートと兼用しているカードは、使った割合で按分します。

Q. ポイントで払った分は経費になりますか?

ポイントで値引きされた分は実際に支出していないので経費になりません。実際に払った金額だけを計上します。

Q. 年末に使った分はどう記録しますか?

利用日で経費に計上し、未払金として負債に残します。引き落としは翼年になりますが、経費になる年は使った年で変わりません。

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