YouTubeの収入源は広告、企業案件、ライブ配信のスーパーチャット、メンバーシップ、さらにはオリジナルグッズの販売やイベント出演料など多岐にわたります。視聴者数が伸び、収益が増えるほど、税務処理は複雑になりがちです。「副業だから年間20万円に届かなければ申告しなくていい」という基準は有名ですが、実際の境目や申告方法、経費計上のルールを正しく理解している人は意外と多くありません。しかも、2023年10月から本格スタートしたインボイス制度や、2024年以降に完全義務化された電子帳簿保存法の改正など、近年の税制はデジタルシフトが急速に進行中です。そこで本記事では、確定申告の仕組みを基礎から確認しつつ、YouTuber特有の論点を深掘りします。読み終えた頃には、青色申告の70万円控除(電子申告の場合)まで視野に入れた最適な申告スタイルが見えてくるはずです。
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【所属】
税理士法人Five Starパートナーズ 代表税理士
【経歴】
大阪府豊中市出身。関西学院大学経済学部卒業後、中原会計事務所に入所。2001年に税理士試験全科目合格。その後、新日本アーンスト・アンド・ヤング税理士法人で国際税務業務に従事。2005年にヒロ☆総合会計事務所を設立し、2022年に税理士法人Five Starパートナーズへ組織変更。また、YouTubeチャンネル「税理士YouTuberチャンネル!!」を運営し、税務や経営に関する情報を発信している。
保有資格: 税理士
※詳細やご自身の状況に応じた適切な対応については、税理士等の専門家にご相談ください。
確定申告でカンタンと安心を両立した3つの魅力

YouTuberも確定申告は必要?
広告収益を受け取った瞬間から、YouTuberは“事業者”としての側面を持ちます。税法上、所得は『その年の1月1日から12月31日までに生じた金銭その他の経済的利益』と定義されるため、12月末に振り込まれたスーパーサンクスでも、翌年1月に入金された企業案件のギャラでも、その発生時点が課税対象の判定に影響します。
副業としてYouTubeをしている方
会社員やアルバイトの給与所得に加えてYouTube収益を得ている場合、1年間の「給与以外の所得」が20万円を超えると確定申告が必要になります。ここで注意したいのは、“所得”とは売上から必要経費を差し引いた金額である点です。たとえば、総収入が35万円でも、動画編集ソフトのサブスクや撮影機材などの経費が20万円かかったなら、所得は15万円となり、申告義務は発生しません。ただし住民税の申告は別途必要になること、また翌年以降に収入が増える可能性が高い場合には、早めに帳簿付けを始めておく方が安全です。
本業としてYouTubeをしている方
動画投稿を主たる生業とし、機材投資や外注費を継続的に計上している方は、原則として青色申告による事業所得として申告するのが王道です。青色なら最大65万円(電子帳簿保存+e-Tax提出で70万円)の特別控除に加え、赤字を最長3年間繰り越して将来の黒字と相殺できます。ライバー事務所からの源泉徴収票が届く場合でも、あくまで事業として独立していれば、総合課税の中で事業所得として扱うことが可能です。
その他
学生、主婦、高校生でも、YouTubeを通じて収入を得ていれば同じく申告対象です。扶養内で活動している場合は、扶養控除や配偶者控除の条件に影響する可能性があるため、年間所得見込みを家族と共有し、年末調整や住民税の方式(普通徴収か特別徴収か)についても確認しておくとトラブルを防げます。
Youtuberの確定申告のやり方
YouTuberの確定申告は、〈帳簿付け〉→〈決算書・申告書作成〉→〈提出・納税〉の三段階に大別できます。
確定申告に必要な書類とは
帳簿は単式簿記でも構いませんが、青色申告特別控除をフルに受けるには複式簿記と総勘定元帳の保存が必須です。決算書は白色なら「収支内訳書」、青色なら「青色申告決算書(損益計算書・貸借対照表)」を作成し、申告書B第一表・第二表に転記します。副業の場合は勤務先から交付される源泉徴収票のほか、Google(アドセンス)やUUUMなど国内支払者から受け取る支払調書があれば添付すると計算がスムーズです。本人確認にはマイナンバーカードが推奨ですが、通知カード+顔写真付き身分証の組合せでも可。最後にe-Taxか郵送・税務署持参で提出し、所得税のほか住民税と事業税(所得290万円超などで発生)を納付します。昨今はキャッシュレス納付が普及しており、クレジットカード納付やQRコード決済も対応済みです。
youtuberの所得区分
YouTuberの収入は性質によって「事業所得」「雑所得」「給与所得(芸能事務所専属契約など)」のいずれかに分類されます。
所得区分とは?
税務上の所得区分は、課税方法や適用できる控除を大きく左右します。たとえば事業所得なら青色申告控除や専従者給与を活用できる一方、雑所得ではこれらの特典が使えません。国税庁は「自ら企画・撮影・編集を行い、反復継続して利益を追求している場合」は事業所得として扱う可能性が高いと示しています。年間300万円以上の売上があり、機材投資や外注費を伴う場合は事業所得を選択する方がメリットが大きいでしょう。逆に趣味の延長で月数千円の広告収益を得ているだけなら雑所得が妥当と判断されるケースもあります。迷う場合は、税務署に「所得の種類に関する照会書」を提出して事前確認を受ける方法もあります。
youtuberが経費にできる費用とは?
税法は「その収入を得るために直接必要な支出」を経費として認めています。YouTuberの場合、撮影機材や編集ソフトのライセンスはわかりやすい経費ですが、見落とされがちな費用も少なくありません。
必要経費
たとえば動画の世界観を演出する衣装や小道具、BGMや効果音のライセンス料、撮影場所として借りるスタジオ代、イベント取材時の交通費や宿泊費、クリエイター仲間とのコラボ打合せに使ったカフェ代、さらにエンタメ系チャンネルならレビュー対象として購入したゲームやガジェットの購入費も経費化が可能です。自宅の一部をスタジオにしている場合は、床面積や使用時間を基準に家賃・光熱費を按分できます。通信費は動画アップロードや生配信で発生するデータ通信量の比率を根拠に按分し、光熱費は撮影照明や高性能PCの電力消費を元に割合を計算すると説得力が増します。注意すべきは、美容院代や普段着の被服費のように私的要素が強い支出です。動画演出に不可欠かどうかを客観的に説明できる証拠を残しておきましょう。
経費の計算方法
経費の集計は月次で行うと年末の負担が激減します。10万円を超えるカメラやハイスペックPCは固定資産となり、耐用年数に応じた減価償却が必要です。たとえばカメラの耐用年数は5年が目安ですが、青色申告者なら30万円未満まで一括償却を選択でき、2025年時点の中小企業経営強化税制も活用可能です。レシート類は電子帳簿保存法の要件を満たす形でスマホ撮影し、タイムスタンプ付与か訂正・削除履歴が残るクラウド保存を行えば原本保管が不要になります。
よくある間違いと注意点
まず多いのが「収入の通帳振込額=売上」と誤認するケースです。Googleアドセンスは海外から支払われるため源泉徴収がなく、そのまま売上に計上しますが、国内企業案件で支払い調書に源泉所得税が記載されている場合は“支払額+源泉税額”が売上です。次に、現物支給の案件(最新スマホのレビューなど)を受け取った場合、製品の時価相当額を収入に計上し忘れるというミスがあります。さらに、インボイス制度開始後は課税売上高が1,000万円以下でも、取引先が消費税課税事業者であれば「適格請求書発行事業者」に登録しないと手取りが目減りする可能性があります。適格請求書発行事業者となった場合、消費税の申告も必要になり、免税事業者のままでは維持できない経費按分も発生するため、登録前にシミュレーションしておきましょう。最後に、確定申告期限後に慌てて申告すると、無申告加算税や延滞税が加算され、青色申告特別控除が受けられなくなる点も要注意です。
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丸投げ仕分け & 業界最速スワイプ機能
タックスナップの「スワイプ仕分け」機能は、金融機関と連携していれば、スマホで経費や売上を右、プライベートを左にスワイプするだけで、手間なく直感的に仕分けが完了します。また、「丸投げ仕分け」機能は、スワイプ操作すら省略したい方に最適で、すべての仕分けをタックスナップ側が自動で処理。1,000件の仕分けも約10秒で完了するため、驚くほど効率的に仕分けが行えます。
会計知識ゼロでも、 迷わない!
「これは経費?」「どの科目?」と悩む必要ありません。アプリが自動で判断・ガイドしてくれるので知識ゼロで仕訳が完了します。
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確定申告の際に多くの方が不安を感じるのが税務調査ですが、タックスナップでは税理士監修の「税務調査リスクチェック」機能を搭載。申告内容をシステムがチェックし、リスクのある項目をユーザーに知らせてくれるため、税務調査への対策がしやすくなり、安心して確定申告を完了できます。
他会計ソフトからのスムーズな乗り換え
既に他の会計ソフトを利用している場合も、タックスナップへの移行は非常に簡単です。データのインポート機能が備わっており、過去のデータもシームレスに引き継げるので、乗り換えの手間をかけずにスムーズに使用を開始できます。
スマホで提出まで完結
経理業務の全てがスマホで完結します。確定申告の書類作成から提出まで、スマホでの操作で簡単に進められ、時間と手間を大幅に削減します。
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タックスナップは、シンプルで使いやすく豊富な機能で、フリーランスや個人事業主の経理の手間を劇的に軽減します。今すぐタックスナップを使い始めて、経理業務をもっとスマートにしましょう。
まとめ
YouTuberは副業でも本業でも、年間の所得が20万円を超えれば確定申告が必要です。所得区分を正しく判断し、経費は「業務に直接必要か」「私用分を合理的に按分できるか」という基準で計上することが税務調査を乗り切るカギになります。インボイス制度や電子帳簿保存法など、デジタル対応を求める法改正も続くなか、タックスナップを活用すれば帳簿付けから申告書提出までスマホで完結し、リスクチェック機能で修正点も明確になります。税務の手間を最小限に抑え、クリエイティブな活動に思い切り集中しましょう。
タックスナップは、簡単さと安心感を兼ね備え、フリーランスや個人事業主の経理・確定申告をサポートする強力な会計ツールです。スワイプで手軽に取引を仕分けし、自動仕分けで更に効率を追求。税務調査リスクチェックで安心感を高め、スマホ一台で提出まで完結できる便利さで、経理のストレスを大幅に軽減します。他会計ソフトからの乗り換えも簡単なので、今すぐ試してみる価値があります。
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よくある質問
Youtuberの節税方法は?
代表的なのは青色申告特別控除による70万円控除(電子申請時)、少額減価償却特例の活用、家賃や光熱費の合理的按分、さらには小規模企業共済やiDeCoを掛金控除として計上する方法です。法人化を検討する場合は、所得が年間800万円を超えるころを目安に、法人税率と社保負担、経費計上の幅の違いを比較するとよいでしょう。
確定申告を忘れていた場合どうしたらいい?
期限後でも自主的に申告すれば無申告加算税は5%で済む可能性があります。放置すると税務署から“お尋ね”が届き、加算税が10%または15%に跳ね上がるだけでなく、青色申告特別控除も適用外となります。延滞税は期限から2カ月経過前後で年率7%程度、1年超で14%近くに上がるため、早期の提出が損失を最小限に抑えるポイントです。
確定申告でカンタンと安心を両立した3つの魅力
