領収書を探していたら昨年度の交通費が出てきた、あるいは請求書の到着が遅れた。そんな経験は少なくありません。経費処理が当期に間に合わなくても、原則5年間は税務上の修正が可能です。ただし「いつの費用なのか」「立替精算か前払いか」など状況に応じた仕訳が必要で、処理を誤ると決算数字がゆがむ原因になります。ここでは月またぎ・年度またぎ精算のルールと実務ポイントを確認しましょう。
タックスナップは、フリーランスや個人事業主に特化したクラウド型会計ソフトで、”カンタン”・”安心”に特化したスマホだけで経理から確定申告まで完結できるアプリです。特徴的なスワイプ仕分けは、従来と比較し手間を1/10以下に削減することができ、丸投げ仕分けは1,000件を10秒程度で仕分けする画期的な機能です。また安心を担保するために、税理士監修の税務調査リスクチェック機能も搭載。さらに、他の会計ソフトからのデータ移行もスムーズに行え、経理業務を効率的にサポートします。
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【所属】
税理士法人Five Starパートナーズ 代表税理士
【経歴】
大阪府豊中市出身。関西学院大学経済学部卒業後、中原会計事務所に入所。2001年に税理士試験全科目合格。その後、新日本アーンスト・アンド・ヤング税理士法人で国際税務業務に従事。2005年にヒロ☆総合会計事務所を設立し、2022年に税理士法人Five Starパートナーズへ組織変更。また、YouTubeチャンネル「税理士YouTuberチャンネル!!」を運営し、税務や経営に関する情報を発信している。
保有資格: 税理士
※詳細やご自身の状況に応じた適切な対応については、税理士等の専門家にご相談ください。
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経費の精算は5年前まで可能!
所得税・法人税とも更正請求(還付請求)は申告期限から5年以内、修正申告は期限後も5年間提出できます。したがって、領収書や未請求データが見つかった場合でも5年以内なら費用計上のやり直しが可能です。ただし帳簿訂正と合わせて税務署への手続きが必要なケースもあるため、遅延が判明した時点で早めに再計算と届出準備を進めましょう。
経費精算は月またぎや年度またぎもできる
従業員が立て替えた交通費や経費など
締め日に間に合わず翌月に精算した交通費、立て替えた取材費などは翌月払いになっても問題ありません。費用認識は利用日ベースで行い、支払時点とのズレは未払金・立替金で調整すれば損益は正しく計上できます。
月またぎなどが発生する場合とは?
経費精算の申請が間に合わなかった場合
経費申請が遅れた場合でも、領収書の日付を基準に費用を遡って認識し、翌月に従業員へ精算金を支払います。
月末の経費を請求する場合
月末ギリギリに受けたサービスで請求書が翌月に届くなど、計上時期がズレる場合は請求書到着を待たずに見積額で未払計上し、翌月請求額が確定したら差額を調整します。
利用期間が月をまたいでしまう場合
サブスク料や保守契約など利用期間が複数月に渡る場合は、期間按分して月次損益に反映させ、支払時点とのズレは前払費用・未払費用で調整します。
その他
工事進行基準で請求が数か月後になる建設原価や、年度末に届く外注費など、実際の消費時期と請求時期が離れる取引も同様に費用発生主義で処理します。
月またぎなどの経費の仕訳方法とは?
料金を先払いした場合
たとえば4月に半年分のサブスク料6万円を一括で支払った場合、支払時に「前払費用」6万円を計上し、毎月決算で1万円ずつ費用に振り替えます。
料金を後払いした場合
3月利用分の外注費8万円を4月に請求・支払するときは、3月末決算で「未払金」8万円を計上して費用化し、4月の支払時に未払金を取り崩します。こうすることで費用と収益が同じ期間に対応します。
よくある間違いと注意点
遡及計上できるからと言って、発生した年度にかかわらず一括で当期費用にしてしまうと、過年度損益が歪み税務調査で否認される恐れがあります。また、立替金と未払金を混同して従業員への精算分を仕入先への未払として処理すると、貸借対照表の債務残高が実態と合わなくなります。見つかった領収書は利用日を基準に正しい会計期間へ振り返り、必要に応じて修正申告か更正の請求を検討しましょう。電子帳簿保存法の要件も考慮し、遅れて到着した領収書はスキャン日時だけでなく取引日付をメタデータとして登録することも忘れないでください。
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タックスナップは、フリーランスや個人事業主のために開発された画期的なクラウド型会計ソフトです。スマートフォンだけで経理や確定申告をスムーズに完結させることができ、ユーザーの利便性と安心を両立した設計が特長です。
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丸投げ仕分け & スワイプ機能
タックスナップの「スワイプ仕分け」機能は、金融機関と連携していれば、スマホで経費や売上を右、プライベートを左にスワイプするだけで、手間なく直感的に仕分けが完了します。また、「丸投げ仕分け」機能は、スワイプ操作すら省略したい方に最適で、すべての仕分けをタックスナップ側が自動で処理。1,000件の仕分けも約10秒で完了するため、驚くほど効率的に仕分けが行えます。
税理士監修の税務調査リスクチェック
確定申告の際に多くの方が不安を感じるのが税務調査ですが、タックスナップでは税理士監修の「税務調査リスクチェック」機能を搭載。申告内容をシステムがチェックし、リスクのある項目をユーザーに知らせてくれるため、税務調査への対策がしやすくなり、安心して確定申告を完了できます。
他会計ソフトからのスムーズな乗り換え
既に他の会計ソフトを利用している場合も、タックスナップへの移行は非常に簡単です。データのインポート機能が備わっており、過去のデータもシームレスに引き継げるので、乗り換えの手間をかけずにスムーズに使用を開始できます。
スマホで提出まで完結
経理業務の全てがスマホで完結します。確定申告の書類作成から提出まで、スマホでの操作で簡単に進められ、時間と手間を大幅に削減します。
レシート読み取り機能で経費管理が簡単
レシートを手作業で入力する手間を省くため、タックスナップは高精度の「レシート読み取り」機能を搭載。スマホのカメラでレシートを撮影するだけで、瞬時に必要な情報を読み取り、データを自動で整理して仕訳に反映させます。これにより、経費入力のミスを減らし、時間を節約できます。
タックスナップは、シンプルで使いやすく豊富な機能で、フリーランスや個人事業主の経理の手間を劇的に軽減します。今すぐタックスナップを使い始めて、経理業務をもっとスマートにしましょう。
まとめ
経費精算は最長5年前まで遡って修正でき、月またぎ・年度またぎでも費用発生主義に従えば問題ありません。先払い分は前払費用、後払い分は未払金で調整し、帳簿と実態を一致させることが重要です。タックスナップの自動仕訳とリスクチェックを活用すれば、遅れて見つかった領収書もスムーズに精算し、税務リスクを最小化できます。
タックスナップは、簡単さと安心感を兼ね備え、フリーランスや個人事業主の経理・確定申告をサポートする強力な会計ツールです。スワイプで手軽に取引を仕分けし、自動仕分けで更に効率を追求。税務調査リスクチェックで安心感を高め、スマホ一台で提出まで完結できる便利さで、経理のストレスを大幅に軽減します。他会計ソフトからの乗り換えも簡単なので、今すぐ試してみる価値があります。
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よくある質問
月や年度またぎの経費精算が認められない場合とは?
取引内容が事業と無関係、あるいは支払事実を示す証憑がない場合は遡及計上が認められません。また、5年超過の費用は更正請求期限を過ぎるため修正が不可能です。
月や年度またぎの経費精算のデメリットとは
過年度の修正申告が必要になると、加算税や延滞税が発生することがあります。また、決算や財務分析で比較可能性が損なわれるため、経費はできる限り当期内に精算・計上することが望ましいといえます。
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