セカストのせどりで違法にならないための注意点と確定申告をする際の気を付けるべき点を解説

セカストのせどりで気を付けるべきこと4選

古物商許可証の取得

セカストで仕入れた中古品を営利目的で販売する場合、「古物商許可証」が必要です。これは古物営業法に基づくルールで、継続的に転売を行うなら、個人でも必ず取得しなければなりません。許可を持たずに転売を続けると、3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される恐れがあります。警察署で手続きでき、申請費用は約19,000円です。

商品が本物かどうかの確認

中古のブランド品などを転売する場合、その商品が「本物かニセモノか」の確認も非常に重要です。たとえセカストで仕入れた商品であっても、万が一偽物を販売すれば、商標権や著作権の侵害に問われることがあります。真贋を見極める力が必要になるほか、仕入れ時に保証書や証明書の有無を確認するのが安全です。

適切な販売免許の取得

酒類や医薬品など、特定の商品は販売に免許が必要です。たとえば未開封の輸入ワインを販売したい場合は、酒類販売業免許が必要になります。セカストで見つけた商品でも、販売に規制があるジャンルかどうかは事前に確認し、必要な手続きはしっかり行いましょう。

プラットフォームの規約遵守

せどりでよく使われるメルカリやAmazon、ヤフオクなどには、それぞれ独自の出品ルールがあります。たとえばAmazonでは、コンディションガイドラインに基づいた商品説明が求められますし、特定カテゴリでは中古品の出品自体が禁止されていることも。規約違反はアカウント停止や出品削除につながるため、販売前に必ず確認しましょう。

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セカストのせどりで確定申告が必要になる場合

会社員など給与所得をもらっていて副業としてせどりを行う方

給与所得がある人が副業でせどりをしている場合、副業による所得（＝売上−経費）が年間20万円を超えると確定申告が必要です。これは税法上のルールで、副収入であっても申告義務が発生します。

給与所得とは？

「給与所得」とは、企業などから受け取る給料・ボーナスなどが該当します。年末調整によって基本的な所得税は処理されますが、副業で得た収入は別扱いになるため、20万円を超えると自分で申告しなければなりません。

本業としてせどりを行う方

パートや会社勤めをしておらず、主にせどりを中心に収入を得ている方は、所得が20万円以下でも原則として確定申告が必要です。これは「事業所得」として税務処理されるためです。さらに、所得が一定額を超えた場合は住民税や国民健康保険料にも影響します。

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せどりの確定申告のやり方とは

確定申告に必要な書類

せどりで確定申告をする際は、以下のような書類を用意しましょう。

• 売上の記録（フリマアプリやECサイトの販売履歴）
  
• 経費の証拠（領収書、仕入明細、送料の記録など）
  
• 確定申告書（e-Taxまたは紙）
  
• マイナンバーカードまたは通知カード
  
• 振込先口座（還付金を受け取る場合）
  

仕入れや送料、販売手数料などの経費を正確に計上しないと、余計な税金を支払ってしまうことになります。帳簿付けは必須です。

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せどりの確定申告をしなかった場合はどうなる？

確定申告をせずに所得を隠していた場合、「無申告加算税」や「延滞税」が課される可能性があります。たとえ悪意がなかったとしても、税務署が取引履歴を把握していれば、後から調査が入り、過去数年分の税金を追徴されることも。また、古物商許可を取得せずに継続的に販売していた場合は、税務だけでなく営業許可の面でも問題となり得ます。

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よくある間違いと注意点

せどり初心者がよくやりがちな間違いに、「売上＝所得」と考えてしまうケースがあります。しかし、実際には仕入れや送料、手数料などの経費を差し引いた金額が「所得」です。これを誤ると、確定申告の判断を間違えてしまうことに。

また、仕入れや販売を繰り返していれば事業として見なされますが、「趣味の延長だから」と申告を怠るケースも見られます。さらに、所得の金額でなく「収入額」で扶養に入れるかどうかを判断してしまい、配偶者控除が外れてしまうこともあるため注意が必要です。

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まとめ

セカストを利用したせどりは、きちんとルールを守れば大きな副収入になり得ます。しかし、古物商許可証の取得や確定申告の義務を怠ると、思わぬ法的リスクを負う可能性があります。副業であっても稼ぐ以上は「事業」として扱われるという意識を持ち、帳簿付けや納税義務を果たしましょう。

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よくある質問

確定申告の期限はいつからいつまで？

毎年2月16日から3月15日が確定申告の提出期間です（年度によって若干前後する場合あり）。

確定申告を忘れた場合どうなるの？

期限を過ぎると無申告加算税や延滞税が発生する可能性があります。気づいた時点で早めに申告することが重要です。

確定申告は青色、白色申告どちらがおすすめ？

ある程度の収入があるなら、最大65万円の控除が受けられる青色申告がおすすめ。ただし、帳簿の付け方に一定のルールがあるため、ソフトやアプリの活用が前提となります。

セカストのせどりで利益が出やすいものとは？

ブランド衣類、小型家電、楽器、スニーカーなどは人気が高く、需要も安定しています。状態がよければ高く売れるため、初心者にも狙いやすいジャンルです。